サンセバスチャン でピンチョスを

ENGLISH & SPANISH の語学上達
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スペインのサンセバスチャンをご存知?

サンセバスチャンと言えば、ごはんがおいしいことで有名らしいわ。

でもサンセバスチャンは街だって、純粋でユニークな魅力に溢れているよ。

 

それまで気づかなかった谷間の集落なんかをふと発見するのって楽しくない?
 
ある時ちょっと気になって下へ降りてみたら、街中のなのにそこだけしんと静まり返ってウグイスが鳴いているとか? 地形の壁に閉ざされたそんな場所は、ひっそりと異次元のよう。

 

スペイン最北にあって、山と海で他のスペインの地域と分断されているサンセバスチャンも、そんな秘めた宝のような街なんだ。

この記事では、美食だけでもビーチリゾートだけでもない、サンセバスチャンの魅力をたっぷりと紹介するね!

もちろん、貧乏旅行者の私でもピンチョス(バスク地方独特のおつまみ)で美味しくお腹をいっぱいにした体験も書くよ!

 

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サンセバスチャンのお祭りと、私がサンセバスチャン にたどり着くまで

サンセバスチャンは周辺にも、魅力的な行き先がいっぱい!

 

 

サンセバスチャン へは語学留学した

 

私の旅のスタイル(コロナ前)は、語学学校の紹介のピソ(アパート)に1〜2週間泊まり、午前中は語学学校に通って午後は周辺を観光する。

 

語学旅行とでも呼べそうな、このタイプの旅行の良さは言葉と文化を学校で学び、現地に馴染みやすくなることや、語学学校の授業料を込みに計算しても、ホテルに宿泊するより安い!(比較は星3つ以上のホテルに泊まった場合。もちろん、学費にもよる)

 

留学方法はここに詳しく書いているよ。

 

またこの「留学旅行」は欧米や一部の日本人にも人気で、自分と趣味が似た人と出会える!

 

4年ほど前にスペインの語学学校で知り合ったイギリス人の1人は、今では一番頻繁にビデオチャットするほど仲の良い友達だよ。

語学旅行のメリットはこの記事に書いたよ。

 

 

サンセバスチャン への行き方

 

ラコンチャビーチ(サンセバスチャン)

波が穏やかで家族向けの、ラコンチャビーチ

私はイギリスのエジンバラからサンタンデールに格安航空券で飛んで、サンタンデールからサンセバスチャン に行くまで大変な目に合った。(私が行ったのは2018年)

イギリスからの道程を前のブログ記事で書いた。

 

日本から行くのであればやはりマドリッドから行きやすいのではないかと思う。また一旦パリに飛んでパリからビアリッツに飛び、ビアリッツからバスでサンセバスチャンという方法もある。

このブログは日本からの行き方を色々考察していて参考になる

 

私はサンセバスチャン とビアリッツ往復のバスで、スペインとフランスの国境を越えたけど、本数も多くほとんど隣街へ行く感覚で、ビアリッツまではサンセバスチャン から1時間位と思われる。

 

ただ私が行ったのは2018年で、交通事情は流動的なので、自分が行くとき事前に確認してね。

 

 

 

サンセバスチャン の良さは、食事だけじゃない!

 

治安が良いので安心して観光できる

 

サンセバスチャンは、世界中から雑多な人が集まるバルセロナのような観光地とは、趣が違う。

 

スリなどに警戒してせっかくの旅先で神経をすり減らすこともない。

世界的に有名な観光地でありながら観光客狙いの困った輩が少ない、少なくとも私は滞在中聞いた事がなかった。

サンセバスチャンはゆったり滞在を楽しめて、何度でも行きたいところだよ。

 

前の記事で、サンセバスチャンに行くのにとても苦労した経験を書いたけど、安全な理由もこの行きずらさにあると思う。

例えば、外国からは上に書いたように、一度乗り換えないといけない。

スペイン国内からでさえ、サンセバスチャンに行く電車もあるが、電車がとても遅く使いづらいと聞いた。バスのほうが早いがスペインの他の都市から行くのは、私が体験したように必ずしも簡単ではないの。

 

 

 

夏涼しいサンセバスチャンには北ヨーロッパからの観光客も少ない(基本、暑い場所に行きたい人たち)ので、私が行った夏、観光客のほとんどがスペイン語を話す人たちだったよ。

スペインの夏の気候についてもこちらの記事に書いたよ。

セビリア、バルセロナの観光エリアでは、普通の何でもないスペイン人には基本お目にかからない。

うっかりすると、質や量のわりに高額な請求をする飲食店やタクシードライバーにボラれるし、私の知人はレストランでバッグをスられた

サンセバスチャンは、世界的に有名な観光地でありながら同時に、普通の人がそれぞれの人生を送っていると思える生き生きとした街なの!

私がわざわざお金と時間を使って行きたいのはそんな街だわ!

 

 

独特の文化が残るスペインというよりバスクの独自性

 

私は初めてサンセバスチャンでバスク地方に行ったのだが、バスク地方は、スペインでもフランスでもなく、バスクなのだと言う印象を持った。

 

バスクには独自の言葉があってその言葉はスペイン語にもフランス語にも似てないそうだ。地名表示もスペイン語とバスク語で表示されている。例えばサンセバスチャン はドノスティアと言う別名がある。

 

バスク民族が国だけで定義できないのは、スペインバスク以外にフランスバスクもあることでもわかる。

山と海に囲まれた谷間に、バスクの人々が住んでいる。

二次元の地図で見るだけではわからないけど、サンセバスチャン にサンタンデールからバスを乗ってみて、海沿いを走るかと思えば山を超えるなど、サンセバスチャン は、山で他のスペインと分断されていて、反対側も海になっていて、スペインの別の地域から、地形的に孤立している。

スペインの他の都市からたとえ1番近い都市であるビルバオからもサンセバスチャンに行くのは山越が大変だ。

逆にフランスに行くには海も山もなく、あっという間にフランス国境を越えることができた。

 

バスクはこのような地形的な条件があったからこそ独自の文化が残ったエリアなのではないか。

 

 

食事が美味しく、手軽

 

 

サンセバスチャン の食事は本当に美味しいの?

 

サンセバスチャン と言うと、美食が日本だけでなくイギリスでも有名だ。イギリス人からも「一度サンセバスチャン に行ってみたい」と聞くことがありその理由は美食なのだ。

私もいろいろなところに行ったけれども美食で有名な街と言うのは何を食べても一定の水準以上でときには感動的においしい食べものに巡り会えた。

 

で、実際どうなのか?というと、サンセバスチャンもまさにそういうところで、少なくとも私が行った他の地域と比べて味の水準がトップクラスだったと思うよ。

 

サンセバスチャンの食事は見た目も、味も、もっと繊細でバラエティに富み、いちいち凝っていた印象。

 

別に高級なレストランに行かなくても、安いバル(居酒屋)でも、サンセバスチャン では、何を食べても「!!!」感嘆し続けたわ!

 

 

ピンチョスって?

 

日本の寿司も私たちは見慣れているからあまり何も思わないが、フランス人に「まるでケーキのよう」と言われたことがある。言われてみるときれいに握られて並べられた生の刺身の赤っぽい色のグラデーションが、確かにケーキのように美しい。

サンセバスチャンでは串刺しにしたタパスのようなものが豊富にあって、それがバーのカウンターの上に積み上げられている。でその一つ一つがとても美しいのだ。

それが芸術品のように綺麗で種類が豊富なピンチョスPintxos(串刺しにしたおつまみ)だよ。

ピンチョスは味だけではなくて見た目もすごくて、、おしなべて水準が高かっただけじゃなく、1串が数百円とお手頃価格!私のような貧乏語学旅行者には、理想的だった!

私はスペインでお金がないのでレストランにはほとんどいかず、たいていはバルのタパス(おつまみ)を複数(1人3〜5位)とってそれで済ませてしまうが、サンセバスチャン ではピンチョスだけでお腹いっぱいになれた。

 

 

バル巡り(ピンチョポテ)は楽しい!

語学留学先の学校では、同じクラスのドイツ人の女性と仲良くなって、一緒にレストランに食事に出かけたり、授業の後バスで行ける可愛らしい町や村に旅行に行ったり、ピンチョスを食べ歩くイベントに一緒に参加したの。

 

川が海に流れる手前あたりの、バルが集まるエリア「グロス」地区(下の地図1)で木曜日にピンチョス1串に1ドリンクが2ユーロと割安な均一価格になる。「ピンチョポテ」と呼ばれるこの企画に学校でも参加するため、夜8時半ごろに毎週一定数の生徒が集まっていた。

 

待ち合わせ場所がある交差点にはもうすでに、街じゅうから大勢の飲み歩きの人々が集まっていたよ。

 

その中に誰も知っている人がいないので、待ち合わせ場所が正しいか、イベント係の先生(自分の先生とは別)の携帯に電話した。

その先生とは事前に会ったこともないので、手を振ったりしてようやく互いを認識したよ。

 

最初、私のクラスから参加したのは私だけで、あとは別のクラスの生徒ばっかりだったので、天気の話とかを同じ学校のイギリス人の女性グループとしてた。

 

でもイギリス人同士で勝手に盛り上がってあまりついてけなかったので、話し相手がいなくて、1人ポツンといたアジア人の男性に思い切って話しかけたわ。そしたらなんと日本人だった!

その人は私よりずっとスペイン語がうまく、私は初級、その人は上級で、もうスペイン語ペラペラ、海外旅行のプロって感じだったよ。

 

しばらくしたらドイツ人の友達もやって来た。学校のみんなは適当に立ち食い、立ち飲みで待ち合わせた交差点に面した3箇所のバルへよろよろと出ては入り、、、私は彼女と2人で、バルの入り口カウンターで2時間くらい話してた。

 

 

ベジタリアン、ヴィーガンレストラン

 

サンセバスチャンの語学学校は1〜2週間だったけれど、授業の合間の30分の休憩時間はいつも仲良しのドイツ人の彼女と一緒に学校の周りのカフェに行った。

 

ある日学校が終わった午後2人で約束してランチしようと彼女が言い出して行ったのは、彼女のピソ(アパート)のそば、街外れの丘の上にある、静かなベジタリアンレストランだったの。

賑やかな街中のバルとは全然雰囲気が違い、店の裏は森で、フレンドリーな店主の女性が、地元料理を美味しくてあっさりした野菜中心にアレンジしたセットランチの説明をしてくれたな。

 

残念ながら友達が連れて行ってくれたので、名前や場所は正確に思い出せない。

ただ、賑やかなピンチョスバルだけでなく、サンセバスチャン にはたくさんのレストランがあるし、私の考えでは、わざわざ観光案内に書いてあるところを苦労して探さなくても、自分の足で選んで大丈夫だよ!

 

 

 

サンセバスチャン ではここへ行こう

 

ビーチ

 

サンセバスチャン には3つのビーチがある。

この近辺には多くのビーチがあるため、正確には3つなのか4つなのか、、、どれをサンセバスチャンぼビーチに含めるかで人によって違う。

 

とりあえず3つとすると3つのビーチはみんな隣り合っていて、市街地からほんの数分なので、簡単に行き来できる。

どのビーチも大きくて美しいが、私が行った語学学校は1番大きい、ラコンチャビーチLa Concha(地図2)のすぐ側にあった。なので私は語学学校に行く前に水着を着込んで授業が終わると、ほとんどそのまま海に飛び込んた。海のそばには着替え室やレストランなどもあって、着替えも簡単だしレストランもカフェにも困らない。

ラコンチャの西隣、岬で隔てられたところに、オンダレタビーチLa Ondarreta(地図3)がある。

 

ラコンチャ

ラコンチャビーチ

 

サンセバスチャンのビーチが最近世界中で人気のわけはおそらくサーファーに向くビーチがあることも関係あると思う。波が高くサーファーが多いラスリオラビーチLa Zurriola (地図4)は、かなり風が強い。

 

私が泳ぎに行った時、1人が溺れて救助される(医療チームは懸命に努力したが結局は蘇生をあきらめた)と言う事件があった。

 

ラスリオラビーチ

サーファーが集まる、高い波のラスリオラビーチ

 

 

 

旧市街

サンセバスチャン中心部

港の側に最も古いエリアである旧市街(地図5)があり、エスパドリーユなどの土産物屋、パティスリーかカフェとか、ブティックなどもこの旧市街に集まっている。

この記事に旧市街の写真がたくさんあるから見てね。

 

でも観光客は昼間はほとんどビーチに行っていて夜はバルが集まるグロス地区に集まっており、旧市街は比較的静かなので、のんびり、ぶらぶら歩いて旅の疲れを癒すのにぴったりだよ。

私はビーチや、近くの可愛い村に日帰り旅行に行かない時は、ラコンチャビーチが見渡せる丘の上のミラマール宮殿がある(地図7)公園か、旧市街でいつも散歩していた。

 

 

サンセバスチャン通り

 

それにちょっと疲れたら、波止場に行ってベンチに座って海風に当たるのも清々しい。

旧市街は港に面していて、岬の方に少し歩けばまた、たくさんの海に面したレストランがあるよ。

上の写真の場所を、振り返ると、下の写真の場所が見えるってわけね。

ね?もしサンセバスチャン が「美食の街」でなくったって、絶対に、行ってみたくなるでしょ?

 

 

 

 

ウルメア川沿いとそのそばの繁華街

 

 

私はウルメア Urumea 川(地図6)沿いのアパートに住んでいたので、川沿いを通って海側にある学校に通っていた。なので川沿いを散歩しながら通学できた。

川沿いの、旧市街よりは少し新しいけど十分古い100年以上前の市街地に、お店やカフェがたくさんあるので、川沿いを散歩してその繁華街を通って学校に行くの毎日とても楽しかった。

 

 

まとめ

サンセバスチャンではピンチョスも見逃せないけど、ビーチが市街地に隣接する優雅なリゾート地でもあり、趣ある旧市街をぶらぶらするのも、旅の疲れを癒すのに最適だよ。

独特の自然の立地のおかげで、少々行きにくいけれど、だからこそ安全で、バスク地方のユニークな文化も楽しめる。

サンセバスチャンの魅力は美食だけではないわ。

 

 

留学コラム2 おんなじピソに泊まってた、コロンビアの女の子

私が泊まっていたピソ(マンション)には若いコロンビア出身の女の子がいて、セバスチャンに来て1年ぐらいだと聞いた。顔がかなり幅広で、肌が浅黒く平べったい顔立ちだった

ビソにいる時、女の子は台所で同じコロンビア出身でピソの別の部屋に住む大家さんと喋ってるか、台所の隣の彼女の部屋で寝そべって電話をしていることがほとんどだった。驚くほど毎日、何時間も、ひたすら電話をしていた。ある日誰に電話してるのかと聞くと、コロンビアの家族だと言った。

彼女は朝はゆっくりで、朝9時に私が学校に行きお昼ごろ戻ってきてもまだ家にいた。どんな仕事してるのと聞いたら、レストランで働いてるのだそうだ。どこのレストランかと聞くと海辺のレストランだと言った。私が日本人だと知ると、日本人もレストランで働いているよと、レストランには外国人が多く働いてると言っていた。

ある日授業の合間の30分休憩で、学校のそばのいつものカフェが満席で、ちょっと離れた海辺の入ったことのないレストラン兼バルに入ったら、カウンターに彼女が立っていた。きっちりまとめた長い髪にパリっとした白いシャツ、派手すぎずスッキリしたメイクで笑顔の彼女は、びっくりするような、仕事のできそうな美人に見えた。

ピソでは寝間着のような弛緩した服装やポーズしか見ていなかったので、もしも彼女の方がアジア人の私にすぐ気づいて挨拶しなかったら、誰だかわからなかったかもしれない。

美食の街・サンセバスチャンを陰で支えているのは、案外、彼女のような外国人なのかもしれないね。

 

 

 

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