スペインで語学留学の授業方法は、日本とここまで違う

ENGLISH & SPANISH の語学上達
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日本の外国語の授業だと何でも日本語に訳すじゃん。

私はスペインで4つの語学学校に行ったけど、どの学校でも授業では訳すことはほぼない。

なので、授業中は、スペイン語だけが飛び交っているのだ。

 

 

逆に、私が日本で習っている中国語の授業では、生徒は平均5年くらい習っている中級者メインでも、授業中やることはほぼ日本語訳。

なので、授業中は、日本語だけが飛び交っているのだ。

 

 

スペイン:ほぼ全く「訳さない」 vs   日本:「訳す」ことがメイン

 

 

100%スペイン語?

ま、そうは言ってもスペインでスペイン語一言も知らないという状態での語学学校の授業で、

最初の2週間程度は、20%くらいは英語での訳も説明もあったかな?

でも2週間の完全なビギナークラス以後は、いくら先生が説明してもわからなかった例外的な場合だけ、英語で説明される。

それ以外はオールスペイン語だ、

 

私と夫でスペインのスペイン語学校の授業を取った時、先生が英語では一切説明はしないので、英語圏出身の夫は「わからん」と怒っていた。

このように逐一わかることにこだわる完璧主義は、こういう授業が合わないかもしれない。

 

スペイン語以外の言葉は必要?

授業ではスペイン語だけなので、上に書いたようにスペイン語が一言もわからないまったくの初心者以外で、別に他の言語を話す必要はない。

でも稀にどうしてもスペイン語で生徒が誰も理解しないと、先生は英語で説明する。

なので英語が多少わかる方が良い。

 

私は実は、授業中本当にわからず困ったら隣の生徒に英語で「今先生なんて言ったの?」とコッソリ聞いていた。

そうするとみんな私よりわかっていることが多く、ちゃんと教えてくれた。

 

スペイン語の語学学校で日本人に会うことは時々あるけれど、ほとんどが欧米から来た人なので、英語ができる方がコミニュケーションしやすい。

でも英語に堪能である必要はない。

 

 

訳さない授業で、なぜ身につくのか?

 

つまり、スペインでは意味とか、文法の説明も、スペイン語だけでされる。

先生は文章の一語一語にこだわらず、生徒がざっくりとした意味をわかれば良いと、先へ進める。

 

では訳がなくて、どうやってわかるの?

 

 

想像力で補うから

 

たとえて言うと、英英辞典で言葉の意味を調べたら、説明も英語!

(わからないから調べてるのに、説明はもっとわからない!)

みたいな、あーゆー感じ。

私も授業でテーマや話題が変わるたびに、先生や生徒のいうことが「わからない〜」という感じになってしまったりもする。

けれど想像力に助けられて、しばらくするうちモヤっとした全体の意味を理解できるようになることも多い。

わずかなわかる部分を糸口に、「アッなんだこんなことを話してたんだ」とわかったりする。

 

 

 

言葉は論理より習慣だから

 

スペインの語学学校での授業方法は、訳すことよりもスペイン語に慣れさせることに重きを置く。

もちろん、文法、仕組み、辞書上での個々の語の意味は、第二外国語として学ぶ人には絶対必要なもの。

でもやっぱり言葉は習慣的に使用されて、体感的に身につくものだと思うんだな。

「英英辞典使う人の方が上達が早い」って言われることもあるじゃない?

 

 

 

日本と欧州、語学のテスト方法

 

DELE (スペイン政府のスペイン語検定)

 

DELEと言う、スペイン政府機関のやってるスペイン語検定があるよ。

世界中で受けられるし、国際的に認められて通用する語学検定なのだ。

 

ただ、値段が1回でうん万円もするので、

ちょービンボーな自分はまずはウェブ上に公開されている模擬テスト受けてみたら、

量がものすごくある!

内容はスペインの日常生活で実際に使う表現を問う問題がほとんどだった。(1番低い級の話だ)

 

 

スペイン語技能検定(日本の機関のスペイン語検定)


私が日本で受けた、日本の機関がやっている、

スペイン語の英検みたいなの、

スペイン語技能検定は、日本の機関が行うテスト。

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本当はDELEの方を受けたかったのに、

お値ごろな日本のスペイン語検定を受けることにしたわけね。

 

受けた級は、5級、、って下から2番目

なので全然たいしたことないんだけど、5級受かってた!

(おーじまんだ!)

日本の機関による「スペイン語検定」は、DELEと試験内容が全く違った。

日本のスペイン語検定試験は、あれーほとんど文法の活用とかばっかり。

 

結局日本の授業やテスト、どちらも

実際の場面で使えることより、「お勉強」なのね〜。

 

 

まとめ

どうしても「わからないまま進むのはイヤ」というのも、

語学=「お勉強」である考え方に慣れていたら、理解できる。

 

正解、誤りか、にこだわるこの完璧主義は

「なんとな〜くわかれば、細かいことはこだわらない」スペイン式と大きく違う。

 

でも赤ちゃんが生まれてから、言葉を自分のものにしていく過程を思い出してほしい。

誰もが、生まれてからまわりの人との反応をやりとりする、24時間x365日の環境を通して、だんだん語を意味として理解するんだよね。

生徒が意味全部をわからなくても進めるスペインの語学学校の形式も、言葉のシャワーを浴びせられる、本来の言葉のプロセスと同じだからね。

 

 

 

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