イングランドがまたロックダウン、あさっての木曜日から
イングランドがあさってからまたロックダウンになる!
という報道がきのう、あった。
イギリス(イングランド) は今コロナの感染が急速に拡大していて感染者数や死者数の増加は、3月のロックダウンの頃をはるかに超えると言う。ロックダウン期間はとりあえず1ヵ月ほどだが、その後延長になる可能性も大きいと言う。
今年3月のロックダウンの際は、銀行が融資を引き締めたため、家の購入を進めていた多くの人のローンが出なくなり、家が買えなくなったと聞いた。
オーマイガーー
不動産業界はもちろん、医療や食品、ネットと運送業等以外の、ほぼ全業界が経済活動をストップしたのだった。
私たちが買う家の持ち主はローンを使って引っ越すので、もしその売主のローンが出なくなったりしたらその人が引っ越すことができないため、私たちも家を買えなくなる。
役所や弁護士事務所が休業状態になったら所有権の移転もできないし、家の売買を扱うのは弁護士なので、どうなるのだろうか。
なんだか頭を殴られたようなショックで、ボーっとしてしまい、収集つかない〜。
夫もそうだったらしくて仕事が手につかないと言っていた。
ちょうどここ数日やっと一旦キャンセルされた売り主のローンの、延長の目処が立って不動産会社から何度も夫に電話があった。
弁護士の仕事への不信感
8月の初めごろ以来、私たちの弁護士のホームページの進捗を表示する「マイページ」を見ても、2カ月間何も書き込まれてなかったし、確認しても実際何も進んでいなかった。
なので、下記のような依頼をした。
売主側の弁護士とのメールのやり取りすべて、私たちのアドレスにCCを入れてほしいです
「大丈夫です」とメールが来てその後、1ヵ月間、なんと1通のメールすらも届かなかった。
そしてやっときた先週のメールは、自分の文章は「転送します」だけで、あとは売主の弁護士からのメールを転送(コピペ)したものだった。
そこには売主の弁護士の文章で、以下のように書いてあった 。
今も何度も銀行にローンの認定依頼をしているところです。
あまりにも時間がかかりすぎているので、そしてもう詳細は全て明らかになっているので、契約日を定めるまでにそんなに時間はかからないはずです。
翌日(10月末)私たちの弁護士を通して売主の弁護士からのメールの転送が来た。
売主のローンが承認されたので、契約日を決めましょう。11月16日の週はいかがでしょう?
急にそんなこと言われても、何度も催促してるのに私たちの弁護士からは一切何の書類も届いておらず、書類のチェックなど何もしていない。イギリスでは契約書だけではなくてそれ以外の不動産物件の法律に関する調査の書類がたくさん来ると聞いていたのだ。
夫が弁護士にメールした。
契約書類などはいつ届くのですか?
昨日郵送しました
事務所からほんの300メートル位しか離れていないところに住んでいるのだから、できたら直接取りに行くか、確認が欲しかったところだけれどもとりあえず夫からこのように返信をした。
すみませんが書類を今日本にいる妻の方にもメールをしてもらえますか。
不動産会社と話して、契約日を決めてほしいとの事でしたがそれまでに何をしなければ良いのかおおよその流れを教えてください。
連続して売主からもメールが来た。
僕のローンはやっと了承されました。さ来週に全て終わりそうな気がしています。
契約日と決済(鍵を渡して引っ越しをする日」)は各弁護士間での相談で決まると思います。
僕が午前中引っ越しすると、あなたは午後に引っ越しをすると言うことになるのではないでしょうか。
これからわずか2週間ちょっとの期間に完了すべきこと
不動産会社からも、メールが届いた。
売主側の弁護士によれば、売主のローンの期限は11月21日ですので、それまでに全て終われば大丈夫です。
え、売主のローンの期限が11月21日で切れると言うこと!!?
弁護士には何度もこれからのいろいろやることがあるのでその流れを教えてほしいと言っているのにそれに対しての返信は一度もなかった。
そこで夫と検索したネットの情報によると、私たちがこれからしなくはいけないことは、以下のようになる。
1、家の保険加入
2、決済日決定
3、前金を払う
4、契約にサインする
5、決済額明細を弁護士から受け取る
6、弁護士が売主の所有権(に変化がないか)を最終確認する
7、所有権移転書類にサインする
8、弁護士を通して家の代金が支払われる
9、決済
10,弁護士を通して不動産取得税支払いが支払われる
11.登記完了
参考 moneysavingexpert.com
“Buying a home – the timeline A full rundown on what to do & when”
2日後からロックダウン下では誰もオフィスに出勤できなくなる。なのに
これ全部を、ほんの2週間ちょっとで全部_φ( ̄ー ̄ )
しかもロックダウン中、完了させなければならないの?
300メートルしか離れていないのに書類の到着に5日かかった( ✌︎’ω’)✌︎
不動産会社からメールには次のようにも書いてある。
あなたの弁護士は、あなたが書類を提出しないし、初期費用も払っていないと言っています
ハッ⁉️
弁護士からは7月以来何度依頼しても、「全部が明らかになってから送ります」との返信がメールで来て、たった今届いたのだ。
しかも弁護士は先週の水曜日に書類を出したと言うが、届いたのは翌週月曜、午後だった。
時間がないことは明らかなのに。ほんの300メートルしか離れていないのに郵送で、到着まで5日もかかけているのだ。
まだロックダウン始まってないのに!!
書類を電子データのまま、メールをしてくれと言ったのも拒否された。
初期費用を払う日を教えて(決めるのは弁護士)と何度も言っているのにそれについては無視された。
売主の引越し先の家のローンが出ていなかったので、私たちも彼の家を購入できるかどうかもはっきりわからなかったのだから、家の保険の加入やら何もしてない。
万事休す?
ロックダウンの後どういうことが予想されるの?
もう自分にはどうしようもない。大量の書類もメールされないしチェックはできない。
本当に泣きたいような気持ちだ。(泣いてどうする?)~~( ´Д`)y━・
もともと家を購入したりロックダウンする間私と夫は購入する家のそばの賃貸住宅に半年間住んでいた。このような事は一般的らしくて、最初に住んでいたマンションでは下の階の人も同じ目的で一時的に住んでいて、私たちが別のマンションに引っ越した時はその人たちが購入した家に引っ越すと言って出て行った。
しかし当初家の購入は8月の末頃に完了と聞いたので私は一旦日本に帰国し、賃貸契約を解除して夫は夫の姉の家に居候することにたのだ。わずか数週間というつもりで。
そこで夫の姉に
ロックダウンの後どういうことが予想されるか?
など、日本からビデオチャットで聞いた。
私「ロックダウンになると聞いたけど、家の購入どうなるでしょう?」
夫姉「ロックダウンで、役所も不動産会社も在宅ワークだけになるけど、政府が不動産売買を促進する不動産所得税ゼロキャンペーン*をまだやってるんだから、それでみんなの不動産が買えなくなるなんてそんなこと政府はさせられないわ」
私「私には書類を送ってもらえないそうだし、お姉さんの方で書類のチェックを一緒に手伝ってもらえると助かるのですが!」
夫姉「そうね、そうするわ」
私「それと弁護士事務所との書類のやり取りは、郵送じゃなくて直接行った方がいいと思いませんか?」
夫姉「その方が良いよね!」
夫の姉はついこの秋まで、お役所でもわりと高い地位についていて、ロックダウン中も毎日ビデオ会議をして忙しそうに働いていた。
仕事柄きっと法律文書も読み慣れていて今後の政府の動向にも勘が働くはずで、頼りがいがある。さらにこの秋最初のロックダウンが終わったと同時にリタイヤしたので今は時間もある。
もう私にできる事は無いので、運を天に任せるしかない。。。
いや夫、夫の姉、弁護士、不動産会社を信頼して任せるしかない。
ただその後、夫の姉から爆弾のようなメールが関係者全員に届くとまでは、予想していなかった。
(*コロナの影響で不動産業界が危機に陥るのを防ぐ政府の施策。私たちはこの不動産所得税ゼロキャンペーンの適用ではないと何度も確認してわかっている)
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