2ヶ月以上停滞しているイギリスの家購入
夫の弁護士へのメール 「家購入の進捗はいかがですか」
弁護士からの返信 「売主の弁護士の返事待ちです」
この2ヶ月以上、私たちの雇った法律家(不動産専門の事務弁護士)にメールするたび、即レスでこの文章が返ってきた。
「いつも同じ回答だな、、、」
これが5回ほど連続すると、素直に相手を信じやすい夫でさえ、ため息混じり言うようになった。
この1週間で3回も売主のパティントンさんからメールが届いた。
最近は夫の方が主にやりとりをしていたので、夫からそのメールを私に転送してもらった。
売主のローンが遅れている原因
1回目のメール
僕は気づきました。遅れているのはあなたの弁護士ではなくて、
僕の方でした。 僕のローンの弁護士が全く度を超えて仕事が遅いと言うことが 判明しました。 全くあなた達と引越しを8月末に期待したのはもうはるか昔のこ
とのようですね。
遅れているのは僕の方! ( ´▽`)
今まで売主さんはいつも、
「ウチの弁護士は効率的です。おたくの進捗も遅いようですが、ウチの弁護士は僕が買おうとしている平屋のオーナーが雇ってる弁護士が『遅い』と言っているので、遅いのは1人だけじゃないようですね」
奥歯に物が挟まった言い方ではあるが、遅い原因は「僕じゃない」という主張。
でもローンで時間かかってるのは売主パティントンさんだって言う事は、不動産会社の担当者アマンダも言っていた。
なので、私の方は、何にせよ間違いなくパティントンさん側の問題だと思っていた。
私「売主のローンの弁護士って?一体何人の弁護士が関わってるわけ?」
夫「ローンの弁護士と言うのは銀行に雇われた、ローン物件を評価
なんでパティントンさんはいつもこちらの弁護士が遅いって言ってたのかわからないけれど、少なくともこれで原因が一致したのは一歩前進か、、、。
売主のローンがキャンセルされた(涙)!
数日前、夫と電話をしているとき
私「パティントンさんから何か言ってきた?」
夫「あーメールが来てたよ」
私「じゃあ転送してくれる?あれ、届かないけど?まだ届かないけどそんなに重いデータか何か?アレッ遅いよ、もう5分くらいたってるよ!ふう〜。あ、届いたけど、うーん、ややこしくって読んでもよくわからないよ。えーっとなになに?」
実は先日2回目のローンの提案を受けました。
最初は自分は何かの訂正かと思ったのですが、実は1回目のローン の期限が42日間だったようです。 なので1回目のローンの承認は
もう既にキャンセルされてしまったわけです。
え、えっとー、売主のローンがキャンセルされたーーーー???
私はちょうど前日に、経緯を追うため売主の過去のメールをチェックしていたのだが、売主がローン申請にサインしたのは、8月の27日だった。確かに約45日前のことで確かに42日を超えている。そして8月末以来なぜか家の購入は進行がストップしてしまった。
これを簡易的にやり直す事は可能ですが、やり直したローンは14日間しか効
力が無いそうですので、もし弁護士がそれ以降の調整に14日以上かか ると、今度はゼロから全てやり直しになってしまいます。
私「ちょ、ちょっ!よくわかんないけど、14日以内に全部終わらないと、売り主のローン、最初からやり直しなのー?」
夫「そうだね」
私(売主が家を買えないと引越しできないため、私たちも売主の家を買えないことになるのに)
やけに冷静だな!!?_φ( ̄ー ̄ )
家の購入に、時間がかかっている原因はやはり弁護士だったのか?
僕の弁護士によると僕が買う平屋(売主の買う予定の家)の担当の弁護士も仕事が遅いそう
です。 全く弁護士たちの仕事を見ていると、大昔に弁護士の仕事が何語書類に法律用語を記載したかで報酬が決まっ
ていた時代を思い出させますね。 平屋のオーナーも何も進まないことに、今は怒っています。
私「あれえー結局遅いのは、どの弁護士なの?」
夫「だから、銀行のローンの弁護士が遅くて、売主が買う予定の平屋の弁護士も遅いって言うことじゃない?」
私「この『法律用語の数で報酬が決まる』ってどう言う意味?」
夫「今はそうじゃないけど、昔の弁護士の報酬は、書類に使う用語の数が多ければ多いほど高かったってことでしょ」
私「実は私も、弁護士たちがわざと進捗遅らせてるのか?と思ってたよ! 」
だって弁護士は遅くて途中で売買が何かの事情で中断しても、手数料は支払われる。
もしかして、最後まで契約終わらないほうが、少ない仕事であまり変わらない手数料もらうことになるのでは?(誠実な弁護士さん、すみません)
少し前にネットで「家購入に時間がかかる訳」を検索したら、事務担当弁護士のブログ記事で、家の購入売買の進捗に時間がかかりすぎて、弁護士が白骨化する写真を、自ら掲載していたことを書いた。
家の購入に、時間がかかっている原因はやはり弁護士だったのか?
売主さんは、わざと遅らせている?
今日、あなたもご存知のアマンダ(パティントンさんから、私たちが買おうとしている家の不動産会社の担当者)と、僕が買おうとしている平屋の方の不動産会社、両方から電話がかかってきました。
アマンダは僕の弁護士に電話すると言っていますし、僕の買う予定の平屋のほうの不動産会社は、アマンダに連絡を取りたいと言っていました。
どうやら関わる弁護士はみんな、遅れているのは自分ではなく、別の弁護士のせいだと主張しあっているようです。
藁をも掴む思いでもう一度、
「イギリス家の購入が遅れる理由」と言うフレーズで検索した。
すると上に書いたブログ以外の、同様に弁護士が運営するサイトで、
「関わっている当事者の誰かが、例えばローンの利息をもっと安くできないかと別の銀行に当たったりするとき、わざと遅らせてあえて時間を稼ぐこともある」と書かれていた。
この売主さんも、2ヶ月も経ってローンがキャンセルされる間なんども私たちに「お宅の弁護士が遅い」「平屋の弁護士が遅い」などとメールをし続けていたことからすると、わざとやっていたんじゃないか?のらりくらりとはぐらかしていた?との疑念もぬぐいきれなかった。
でも、今回のメールは自己のローン弁護士の非を認め、怒りをにじませているから、それは考えすぎだったのだろうか?
無関心そうな夫が、実は引越しの準備を着々進めていた?
ほぼ毎日夫とはビデオチャットをしているのだが、私が家の進捗状況を聞くたびに、「疲れるから、家の話はもうしたくない」と会話を打ち切りたがった。
確かに家の話をするたびに弁護士にメールしたり、不動産会社に電話をしたり、売主にメールを返信したりと、コミニュケーションが苦手な夫に促さなければならなかったのだが、、、。
つい最近夫が今、居候している親戚の部屋を写したら、何か荷物がやたらと積み上がっているような影が見えた。
私「一体どうしたの?すごい散らかってるみたいだけど、△△さんの荷物? (△△はこの家の家族の名)」
夫「これは僕が買った、電子レンジ、さらにティーポット、ティーケトルに、ティーカップに、シーツなんだよ」
私「(笑)ええっ、私たちの家のものなの? まだ家を買ってもいないのに?」( ・∇・)
夫「そうだよ、ティーポットはこの家にあるのとおんなじタイプで、僕たちが最近まで借りてたのと同じで色違いのブルーだよ」
はあ、あれはル・クルーゼだったよな。
私「フランス製のものなんでも、なぜか毛嫌いしてたのになんでフランス製?(汗)どうなっちゃんてんの?そんなに色々、一体どこで買ったの?」
夫「M&S(昔からあるイギリスのデパート)とアズダ(イギリスのスーパー)だよ」
私「まあ!通販で適当に注文したんじゃないのね!(ふだん夫が自分で買うのは、靴かIT用品か服だけ)」
お姉さんに促されて買ったんだろうけどで、確かに先週「毎日何を考えているのか」と聞いたところ、「家のこと」と言われた時も相当驚いたのだ!
*個人名、会社名などは仮名です。
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