家購入での夫婦ゲンカを解決するのに役立った9つの対処法(実際の経緯も)

イギリスで家を買う!
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みなさん、マイホームの購入で、夫婦間で意見が合わない、喧嘩が絶えないなどありませんか?

我が家も、家の購入は金額が大きいため、自分のウチでもないのに毎日のようにこの物件がいいとかだめとか、早く買えとか電話して意見を言う小姑や、それを自分の意見のように言う夫に腹が立ってケンカが絶えなかった。

そのたびに家のことだけでなく、夫婦間や夫の家族間の関係維持にまで、どうしたらいいか悩み抜いて、私は何度もネット検索したが、これと言ってリアルさとまとまりを両立したサイトはなかった。

私たちのように家購入で、夫婦間などで意見が食い違っている方のため、どのようにして結果として私が気に入った物件に夫も同意したのかまとめてみた。

 

家選びに四苦八苦の理由は、夫と選ぶ基準が全く違うこと

私たちが家購入で意見が違う理由の一つは、夫婦で好みが全く合わないこと。

夫は狭くても、映画に出てくるみたいな、綺麗なお金持ちが住んでいる通りの、絵になるかっこいい建物が良いと言う。

私のほうは、お金持ちではなく普通の庶民が住むエリアだとしても、部屋の数が多く庭も広くて、静かで、南向きの明るい家がいいと思う。

夫は以前メールで書いた「妻の取扱説明書」以来私の意見を聞きはするけど、相変わらず決断について譲る様子はほとんどなし。

意見が食い違っている事柄について、不動産会社に聞く

一軒目の家

コロナで帰国できずかつロックダウンで暇だからイギリスで毎日のように物件内見した間、3軒の物件に買い付け申し込みをし、1軒目の時、私と夫はそれこそ大・大喧嘩になった。

なぜなら夫は自分の姉が反対したらすぐ、自分で調べもせず速攻で買い付けを取り下げたからだ。夫の好みにぴったりと思って私がウェブサイトから見つけ、1度は夫もたいそう気に入った物件だったのに。でも夫の姉(小姑)が言っていた「越境の可能性」を不動産会社に電話して聞いたところ、不動産会社がそれをあっさり認めたため、私もその家の購入を諦めることができた。ただ、簡単に諦める前にその不動産会社に越境の情報をメールしてもらうなど、自分で納得するまで情報収拾はした。

 

意見が食い違っている事柄について、ネット検索もする

買う家を内見し始めた頃住んでいた、海辺の賃貸家具付き住宅(居間)

自分でもネットで検索して調べてみた結果、越境というのは日本でもそうなのだが、土地と土地の境界をどちらかの家(双方のことも)が超えていると言うことで、権利が複雑になるため銀行融資が出にく(く、そのため売る時買い手が見つかりにく)いのがデメリットだとわかった。ただしこのような物件は現金で買え(て、本人が一生売らないと決め)る場合は逆に、素晴らしいロケーションの素晴らしい家が、通常よりはるかに安く買えると言うメリットにもなる。英国の不動産サイトにも同じことが書かれていた。

 

買う家を内見し始めた頃住んでいた、海辺の家具付き賃貸住宅(寝室)

私はとりあえず不動産会社のアドバイスに従ってその越境部分がどのぐらいなのかを調査してもらったら?と夫に提案した。その超えている範囲がわずかである場合は、融資にもあまり影響しないとネットでも読んだので言ったのだが、調査にはそれなりにお金がかかるのと、夫の決意が固かったことや、夫の親戚複数から大反対を受け、親戚との関係性も考え諦めた。

このように争いの原因になっている点について自分でも掘り下げて調べたり人に聞いたりすることで、問題を明らかにし、反対する人たちの主張とを比較することができ判断をつけやすい。

 

環境については物件の近隣の人に聞く

2軒目のマンション(フラット)

2軒目は夫がたまたま見つけた売り看板で、ちょうど私も大好きな並木道にあるマンションの1室(このような形態を英国ではフラットと呼ぶ)だったので、最初は2人とも乗り気だった。

ところが夫が出した買い付け価格はわずかに5パーセント以下しか指値をしていないのに「指値は一切受け付けません」といったオーナーのメッセージとともに断られ、夫はメッセージの冷たさもあって意気消沈していた。

満額で購入するか迷って、その物件にはその後2回も内見に行った。そのうち居間のシャンデリアに明かりが、昼間の明るい時間なのについてるなあと思って照明を消したら、天気も悪くなかったのに部屋がすごく暗く見えた。

気になって方角を調べたら、居間が北西向きでその他の部屋は全部北向きだった。ただ北向きなだけではなくて主な採光窓である居間の窓の前の街路樹が十メートルはある高い木でその物件は1階だったので、光が遮られていた。

 

 

2軒目の寝室

近くだったので通った時に上の階の人を見かけ「ここは明るいですか?冬は暖かいですか」と聞いてみた。そしたら即座に

「ここは暖かくはないわよ、街路樹で光が遮られているから」

と言った後「売る人の邪魔をしたくないので、これ以上の質問はしないでくれる?」と付け加えた。

イギリスでは雨の日がとても多いので、日差しが少なく西日も強くない。日本と異なる気候だからか、何度も内見に行って40件近くの家を見たけれども、夫も夫の姉も南向きかどうかなんて1度も口にもせず気にもしていなかった。

ただイギリスでそれまで住んだことのあるどの住宅でも、晴れた日南側の部屋は暖房が不要に感じるほどぽかぽかと暖かく、北側の部屋は暖房が入ってても寒かったのは確かだ。そこはやはり日本と変わらないわけで、実際イギリスの家のサイトでも、向きは重要で南向きが理想で必ずチェックすべきポイントだと書いてあった。

 

 

気になる事柄については役所や、経験のある人にも意見を聞く

許認可に関することは、役所に確認する

2軒目のバスルーム

マンションの1室に相当するフラットと呼ばれる物件の土地は借地だった。イギリスではマンションの多くは借地だと聞く。

ただ地域によって借地の伝統的な商習慣に違いがあり、夫のエリアでは借地料始め所有権の場合と比較して、余計なコストは一切かからないとのことで、夫の姉は借地でも何の問題もないと言っていた。

ただ私は以前別の物件の内見時「借地の場合の改装については、土地所有者の許可がいる」と聞いたことがあったので、念のため地域行政の役所に電話をして聞いてみた。

すると増改築には基本、土地所有者の許可がいるとの事で、法律上は問題がなくても土地所有者の意思次第で、改装を許可されないなどの事例やトラブルは普通だと言っていた。

 

経験豊かな人にも相談する

2軒目のキッチン

 

私はその時借りていた賃貸マンションの大家さんにも電話をして、意見を聞いてみた。なぜならそのマンションも同じ借地だと想像できたのと、この大家さんとは、入居したときにWi-Fiやら給湯器やらで散々なトラブルがあったためにメッセージのやりとりは頻繁にしており聞きやすかったのだ。

大家さんの意見では、借地はやはり何をするにも地主の承諾がいるし、マンションは上下の階の音漏れなどで結構めんどくさいと言っていた。私もその賃貸物件の音問題を思い出し大いに不安になった

 

迷ったら、他の物件もできるだけたくさん見に行く

2軒目の居間

結局、夫はまだマンションにとてもこだわりがあった。が、私は近所だったこの物件の前を色々な時間帯で10回以上通り、実際に方角について暗くて寒いかもしれないと感じた。さらに借地で何もかも許諾が入るのは嫌だなぁ、とも思い始めていた。

夫も何週間も「もうちょっと考えたい」と言っているだけだったので「そんなら別の物件を見て比較してみない?」と言ってさらにネットで検索し、不動産会社に電話して、5件くらい見に行った一つが、3軒目に買い付けを出した、(マンションではなく)家だった。

振り返ればもともと夫はマイホームをイギリスに持つことにそこまで積極的だったわけでは全くなく、買うか買わないかの最初の段階でも、自分で不動産会社に連絡して、消極的な夫を内見に連れ出すことは、夫に家を買うことを少なくとも考慮してもらうのに役立ったと思う。

3軒目の家

 

3軒目は、私が大変気にいった反面、夫は最初は大反対していた。だからまたしても大喧嘩があったのはこの記事に書いた。ところがどのようにしてマンションではなく、私が気に入った3軒目の家(ハウス)に賛成するようになったかを振り返ると、以下のようなことが、影響したのではないかと思う。

 

 

夫婦の優先順位と資金計画をまとめた表を作る

3軒目のキッチン

2人ともこの2軒目と3軒目で迷っていたこともあり、私と夫でそれぞれのチェックリストと予算表を作った。

予算表には、どのくらい予算が必要かを全部記入した。それをどのように調達するかも記入し、将来のかかるコストも洗い出した。

2人でチェック項目を作成した後、それぞれ1、必須 2、重要 3、重要でないの3つに項目を分けた。

 

夫と妻それぞれの優先順位

必須 治安

近隣にどんな人が住んでいる?

駅から徒歩距離(20分以内)

チェーンなし

価格の手頃さ

治安

交通量の少ない静かな通り

近隣にどんな人が住んでいる?

駅から徒歩(20分以内)

チェーンなし

価格の手頃さ

重要 交通量の少ない静かな通り

適度な明るさと暖かさ

パブ、スーパーマーケット、ショップ、公園、海、公共施設まで徒歩圏内

適度なサイズのプライベートガーデン

売りやすさと再販価格

建物の築年数(古ければ古いほど良い)
外観

土地が所有権かどうか

少なくとも1つの部屋が非常に明るく暖かい

十分な収納スペース(そうでない場合、建て増しできるかどうか)

カフェ、スーパーマーケット、ショップ、公共施設まで徒歩圏内

賃貸収入の可能性

適度なサイズで日当たりのいいプライベートガーデン

売りやすさと再販価格

重要でない 土地が所有権かどうか

賃貸収入の可能性

十分な収納スペース(そうでない場合、建て増しできるか)

 

建物の築年数(古ければ古いほど良い)

外観は、植木鉢を飾る、壁を塗装するなどで簡単に改善できるので、重要ではない。

チェーン:2つ以上の売買が関わること (参照記事
再販価格:売る時の価格が、買った時の価格を下回らないこと
駅からの距離、築年数:イギリスの住居用不動産は、日本と反対に駅から近すぎず、築100年以上など古い方が人気 (参考記事)

 

必須の項目

2人とも一致する「必須事項」は?

1と3軒目の近隣は古い漁港

●治安と近隣(どんな人が住んでいるか)(参照記事

貧富の差が激しく貧しいエリアに犯罪が多いイギリスでは、一般的に日本以上に気にされる事項。

 

 

 

●駅距離(徒歩20分以内)(参照記事

上記の参考記事で駅から近過ぎるのは嫌われると書いたが、私たちはある程度近い方がいいと一致。

●価格の手頃さ

●チェーンなし(上のコラムと参照記事

3軒目はチェーンがあったが、私たちと売主以外にもう1組だけだったので妥協した。

 

逆に意見が分かれた「必須事項」は?

3軒目の通り

私と夫の違いは夫が入れなかった「交通量の少ない静かな通り」を私は1「必須」の項目に入れ、逆に夫は私が入れなかった「外観」の項目を入れた。

外観は、塗装したり前庭を整えることで容易に変えられる。でも静けさという環境は、変えられない。だから私は上のような選択をした。

ただ、夫が並木道の良さと言う「外観」に非常にこだわっていて、こだわりの理由がわからなかったので調べてみた。夫は遠慮がちでズケズケものを言ったりせず、結局本人から引き出せない時はインターネットで検索する。(笑)

それによると交通量の少ない静かな通りかどうかよりも並木道など外観が良い通りの方が資産価値が高い傾向があることがわかった。なのでこれは資産価値の問題であって環境の問題だけでは無いのだ。そしてこれは結構イギリスならではだと思った。

 

「重要」と「重要でない」項目

2人とも一致する「重要」項目は?

近くの約300年営業中のパブ「ビールを飲んで不況を吹っ飛ばせ」

●パブ、スーパーマーケット、ショップ、公園、海、公共施設まで徒歩圏内(項目は、私はパブの代わりにカフェにするなど好みで若干異なる( ・∇・))

●適度なサイズのプライベートガーデン(私は「日当たりのいい」を付け加えた)

●売りやすさと再販価格

 

 

逆に意見が分かれた「重要」項目は?

2軒めの収納

私は以下のこの3点を「重要」に入れ、

夫はこの3点を「重要ではない」に入れた。

●土地が所有権がどうか

●少なくても1つの部屋が非常に明るく暖かい

●十分な収納スペース(そうでない場合建て増しできるかどうか)

 

 

収納については夫が気に入っていた2軒目のマンションの大きさが、65平米ほどで、その時住んでいた賃貸マンションと比較した。3軒目の家(ハウス)の大きさはマンションの2倍まではいかなくても1.5倍はあり収納スペースも多く、余裕があった。

 

その後、下記のような経緯もあり、結局3軒目の家に話がまとまっていった。

 

周りの反対には、自分の味方の人物に相談する

3軒目の家の寝室

今回も、夫の姉(私にとっては姑)は最初、夫が気に入っていたマンションには賛成だったが私が気に入った家(ハウス)のほうにはどちらかというと反対していた。なぜなら夫の姉の考えでは家(ハウス)のほうは、内装があまり近代化されておらず昔のままだったのでリフォームに多大なお金がかかる懸念があると言うことだった。

私はこの時も悩みに悩んで、内見の翌日日本にいる自分自身の姉に電話をして「夫の姉が介入しすぎると物件を変えなくなるのではないか」と言う心配を相談したところ、私の姉は、私の「あまり介入して欲しくない」という要望も含め、「自分の考えを夫の姉に、直接伝えた方が良い」とアドバイスしてくれた。私はその日じゅう何をどう伝えるか考えた結果、公園に行って1人になって、夫の姉に電話をした。夫には「散歩に行く」と伝え、夫の姉に「昨日のお礼に電話をする」とは言っておいた。

 

反対する関係者には、自分の考えを素直に、でも前向きに伝える

近くの海べ

「いつも助けてくれて、昨日も一緒に家を見てくれてありがとう」と言う感謝の気持ちをまず伝え、彼女が昨日一緒に来て見てもらった家についてどう思っているかを確認した。彼女は場所は悪くないと思っていること、ただ家の状態を心配していると話した。私から彼女へは、夫にとって今は家を購入するチャンスであることや、それが私たちにとって大切な機会だと思っていること、だから「私たちの決断を信じて、支えてほしい」と伝えるにとどめた。夫の姉はそうね、くらいしか言わなかったので、どう思ったかはわからなかった。でも、なぜかその後なぜか、それまでの、ほとんど命令口調と言えるほど強い賛成も反対も言わなくなった反面、強い口調ではないが、ロケーションは良いと思う、と私が気に入った家の肯定的な面をポロリポロリと口にするようになった。

 

自分の気持ちを書いて伝える

私はSNSであまり愚痴など投稿したくないのだが、悩み過ぎてつい、家購入の悩みをちらりと投稿してしまった。めちゃくちゃ後悔して削除しに行ったら、友達の親切なコメントが書かれていたので驚いた。

しかしそれを読んで、今まで夫や夫の家族に遠慮していたことに気づき、家の購入を含む「もっと私の意見も尊重してほしい!」という場面を取り上げ「妻の取説」とか書いてメールした。

SNSでこのように助けられたことはこれまでなんどもあるが、夫に書き言葉で自分の気持ちを表したのは、長年勤めていた仕事を辞める決意を手紙に書いたとき以来11年ぶりだ。

過去の経緯はこちらの記事「親愛なる旦那様へ」参照

何を書いたのか、夫がどんな反応だったかは上の記事に詳しいが、夫がこのメールで自分の主張を変えるなどは全くなかった。

でも「メール読んだ?」と聞いたときの、無言のまま笑った反応で、理解してくれたんだな、と思ったし、その後話し合う時の態度が、私の考えを頭から否定することはなくなり、対立的攻撃的でもなく協調的になった。

 

まとめ

結局は、最初に夫が気に入っていた2軒目の区分マンション(フラット)から、その後3軒目の、私が気に入ったけど夫が大反対であった家(ハウス)のほうに、話がまとまった。

最近「なぜあの後、考えを変えたの」と夫に聞いたら、上の表の「重要」項目の3点について考え直したことが関係あったようだ。

●土地が所有権の方が自分のものである安心感、

●方角はやはり冬の寒さがイヤなので大事である、

●将来的に収納が狭いマンションだと十分じゃない可能性、

を考えたから、と言っていた。

以上のことから、私がやって解決に役だったことについては、以下ように簡単にまとめることができると思う。

●実際に現地をなんども訪れたり、別の物件と比較、経験者に聞く、など自分から情報を収集しその結果をいちいち相手に報告した。

●味方になってくれる人や第3者にも相談することで、悩んでいる自分が冷静になれるアドバイスを得た。

●反対する関係者には、電話したりメールで気持ちを書くなど「自分の考えを素直に、でも前向きに伝える」。このことは、まず間違いなくターニングポイントだった。

 

 

 

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