サンセバスチャンからの日帰り旅行先5選

ENGLISH & SPANISH の語学上達
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サンセバスチャンのあるスペイン北部には、巡礼の街として知られるサンチャゴ・デ・コンポステラの街がある。

私の旅のスタイルは行きたい街の語学学校をインターネットで2週間ほど申し込んで,学校が借りてくれるアパートから午前中は授業、午後には観光に出かけるというもの。

サンセバスチャンの語学学校で同じクラスだったドイツ人女性とは学校が終わった後に、授業の後バスで行ける可愛らしい町や村に旅行に行ったり、イベントにも一緒に参加した。(留学コラム3を参照)

彼女は過去に、フランスとスペインの国境の町から、1人で700kmの巡礼の道(カミーノ:徒歩の意味)あまりを1ヶ月ほどかけて歩き続け、サンチャゴ・デ・コンポステラに到達したそう

なので一緒にサンセバスチャン近郊へ出かけた時は。あちこちの石に古くから残る貝のマーク(巡礼の道の印)を見つけては、旅の話をした。

 

関連記事:スペインは暑い!夏におすすめの街(1)サンセバスチャン

関連記事:サンセバスチャン でピンチョスを

 

 

 

近郊の町や村への行き方 

 

近郊の町や村へはバスなど(フランス国境を越える目的地は長距離バスターミナルで、ほかは全てローカルバスか電車)で、乗り換えもなく簡単に行けた。電車の駅の向かいの長距離バスターミナル(地下)の真上にある、観光案内所(地図9)で聞いた。

ローカルバスのバス停の多くが、長距離バスターミナルのそばのバス停から出ていたと思う。

 

観光案内はグロス地区(地図1)のあたりにもありそっちの方が大きいが、バスターミナルの真上にある方が観光客も少なく、駅も通りの向かいだし長距離バスもその真下の地下だし、ローカルバスのバス停もこのそばから出ているのですぐ切符が買えて、こっちの方がオススメ。

 

 

 

サンペドロ  San Pedro 

 

語学学校で友達になったドイツ人女性が「とても良かった」と言っていたので1人で行ったところ。小さなきれいな村だった。バスで降りてから渡し船に乗って反対の岸に行くと湾に面した広場に、カラフルな家が並んでいた。

 

元々は古い漁師の村で、造船なども行われていたのではないか。

 

 海に沿って小道の坂を上ると坂の途中に有名な作家の別宅だった屋敷の中が、公開されてたような気がする。 (ただ、調べてもそのような場所は観光地としては出てこず、誰だったか定かでない。)でその坂道をずっと登っていくと崖の上に小さな教会がある。そこからは風が吹いて見晴らしもいい。

 

 

 

 

小さな村なのでこれだけなら、1時間もあれば回れてしまう。

 

他には、湾を挟んだバス停の側に、海洋博物館のようなものが一つか二つあったけれども、私はそこには行かなかった。バス停には店などもある。

 

 

オンダリビア Hondarribia 

 

サンセバスチャンからやはりバスで1時間以内で行けるオンダリビアは中世の雰囲気の残る古い小さな町。 ここは観光案内所にもらったチラシのような地図の裏に書いてあるところだった気がする。

 

オンダリビアは、バスを降りると緩やかな坂を上り、坂の上にいかにもヨーロッパらしい広場があり、そこが町の中心。

 

要塞のようなお城が広場にあって、中はの観光案内所や、パラドール(古い城をリノベしたホテル)になっていて、一階にはお城のインテリアそのままのカフェバーもある。

 

 

 

 

丘を下ってバス停を背に海の方に歩くと、通り沿いには商店街と言うかカフェなどが立ち並ぶ。そこは旧市街の丘の上の中世の街らしい建物とは違って、小さな現代風な商店街だ

 

 

ラ・リューヌ登山鉄道 La Rhune

 

 

ラ・リュー登山鉄道へはやはり電車駅のすぐそばにある長距離バスターミナル(地図9)から確かビアリッツ行きのバスでビアリッツに着くちょっと前のサン・ジャン・ド・リュズで降りた。 

 

ビアリッツは昔から、ヨーロッパのお金持ちが集まったファッショナブルなリゾートだった。

今はサンセバスチャンが「美食の街」として人気だけど、ドイツ人の友達によると「サンセバスチャン に似ている」とのことだった。

どこでバスに乗るかなども、観光案内所に聞けば教えてくれる。

 

このバスはわずか30〜40分とは言え一応国境を越えるので、長距離バス乗り場から乗る。念の為、私は前日に切符を買って行った。 切符は自動販売機の扱いに自信がないので窓口で買った。結構窓口が並んでいたりとか閉まってたりとかで、長距離バスターミナルの地下の切符売り場に1時間ぐらいうろうろしてようやく買えたような記憶がある。

 

バスに乗ってしまえば30〜40分でもうすぐにフランス国境を越えて登山鉄道の乗り場近くでバスを降りる。

 

 

登山鉄道の乗り口は、サールSarre行きのバスで15分程度。サン・イグナス峠Col de St Ignaceで下車。登山列車は冬場を除き毎日運行している。

詳しくはこちら

登山鉄道はトロッコのような鉄道で、ガラス窓もなく夏でも涼しい風がいっぱいに入ってきて寒いくらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わずか30分ぐらいで頂上に着いて、そこで1時間ぐらい帰りの電車に乗るまで散歩をした。周りは馬が草を食べているだけの 荒涼とした 野原だけど、もうちょっと歩けばサンセバスチャン もビアリッツも見渡せる海の眺望があったらしい。

 

印象的だったのは、サンタンデールからサンセバスチャンに来るのが8時間ほどかかったのにフランスにはめちゃめちゃ簡単に聞いたこと。バスでわずか30分、もちろん南のパスポートチェックもなしで普通に隣町に行く感覚でフランスについてしまった。 帰りも同様で隣の町に行く感覚であっという間にに着いた。

 

 

サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz

 

登山鉄道に乗るために降りるバス停の、サン・ジャン・ド・リュズSaint-Jean-de-Luzも可愛い小さな町だよ。

ちなみにサン・ジャン・ド・リュズはフランス語読みで、スペイン語読みは少し違う。スペインではスペイン語で発音しないといけないけど、地図はフランス語でしか載っていなくて、通じにくい。だから切符を買うときは、書かれたものを見せて買う方が良い。

 

 

 

バス停前のマーケットは古くて見どころだと思うが、こういう古いマーケットでありがちなのだが午前中しか開いていないらしく、サンセバスチャン に帰るバスに乗るための待ち時間に行ってみたが、閉まっていた。 

 

バスから徒歩数分のところには綺麗で大きなビーチがある。

 

 

ユネスコ・バスク・コースト・ジオパーク  Geoparque de la Costa Vasca 

 

 

ドイツ人の友達が行きたいと電車で行った。(駅は地図12)

シャープな直線模様の岩石の様子が独特で、高い崖の山の間に小さな海水浴場があるような場所だった。

なので野生的な風景の見たい人には向いている。崖の上のハイキングもできる。

海水浴客は地元の人やサンセバスチャン長期滞在者が多い。ビーチでカフェや、アイスクリームを売る店もあった。 

 

 

 

 

 

 

留学コラム3  語学学校で友達になったドイツ人が立ち去った日

サンセバスチャンの語学学校エル・アウラ・アズールのクラスの雰囲気はとても良かった。

参考:留学コラム1 私がサンセバスチャン で行ったスペイン語学校のこと

参考:留学コラム2    ルーメートのコロンビア出身の女の子の話

 

同じクラスのドイツ人の女性とは2週間、毎日30分の休憩時間、一緒にお茶したり、授業後も上記のようなサンセバスチャン近郊へ出かけた。

「どうして1人で留学したの」とか、話をしているうち、彼女には成人した娘と息子がいるとか、厳格で仕事に一途な旦那さんの話、彼女の複雑な生い立ちだとかを聞いた。彼女の旦那さんは仕事中毒で、旅行嫌いなので彼女1人でよく長期間旅行に行くと言っていた。

彼女はスペインのサンチャゴ・デ・コンポステラ巡礼路約700kmだけでなく、イギリス北部の「ハドリアヌスの長城」と言うローマ人が2000年ほど前に築いた118kmの壁の上も全ルート歩いたという。

いつもにこにこして物腰の柔らかな女性だったが、決めたことはやる、強靭な意志力を持っていたんだろうね。

イギリス北部はツレの故郷なので、私以上?と言うくらい、イギリス北部の街や人のこともよく知ってた。

彼女が私より少しだけ前に旅立つ前日、彼女は先生とクラスの全員を、学校の向かいにあったオープウエアーのカフェに招待し、みんなにカフェとデニッシュを振舞った。

その日の夜は彼女が旅立つ前日で、私は学校が毎週末開催するバル巡りのイベント(ピンチョポテ)で彼女に会う予定だったのだけど、どうしたわけか彼女は来なかった。

それが最後の夜だったし、メッセージアップWhats Upは通信エラーのままで、それ以来彼女とは音信不通になってしまった。

 

 

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参考文献

サンティアゴ・デ・コンポステーラとは

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼

サンペドロのTrip Advisor

サン・ジャン・ド・リュズ

ユネスコバスクコーストジオパーク

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