売主のローンが通らない?

イギリスで家を買う!

9割のイギリスの家取引で、2組以上の購入者が関わる

昨日驚愕の事実が判明した。

弁護士から電話で売主は、自分が買う物件の融資付けに苦労している」

と言われた。

ピーーーンチ!

なぜかピンチかというと、イギリスでは、空き家に引っ越すことが比較的少なくて、大抵、売主は引き渡しが済むまでは、売る家に住んでいる。売主が自分が買う家を決め、契約して初めて、私たちも売主の家を購入することができる。

だけど、売主も自分が買って移る予定の家にはまた、住んでいる所有者がいて、その人がどこか新しい住処へと出て行ってくれないと引っ越せない。古い家を1世紀以上もの間、さまざまな持ち主が買っては売って、住み継いでいくイギリスでは9割の住宅用不動産取引で、上の例のように2組以上の買主が関わると言われる。

この売買のつながりは「チェーン」と呼ばれている。

確かに売主(仮にパテイントンさんとする)は既にリタイヤした方で、融資は若い人ほど簡単ではないと思う。パテイントンさんは、1ヶ月近く前、別の区分マンション(イギリスでは「フラット」の呼称)を買おうとしていた。が、パテイントンさんから数週間前「昨日、フラットのある建物の管理に問題があり融資が厳しいことがわかり、買うのをあきらめました」とメールをいただいたのだ。その時も夫と「えーっ!!!」となったが、メールは続いた。「すぐに別の家を探し、今日もう買い付けを入れて通りました。僕はもう引っ越し準備をしています」と書かれていた。それなのにまたその物件でも融資付けに苦労してるとは、うーん。

 

3ヶ月から5ヶ月かかるイギリスの家購入

イギリスの家購入には普通3ヶ月から5ヶ月かかると専門のウェブサイトで読んだ。 家を買った人からはみんな「とにかく時間がかかる」と聞く。

複数の売買がセットで同時に行われるこのプロセスこそ、時間が日本よりかかる主な要因と思う。さらに売主と買い主それぞれの弁護士が、お互いの法律的な情報を整理した上で、契約書を作って進行する形になるから、チェーンが長くなればなるほど、契約書の擦り合わせに時間がかかることになるのだろう。

なので内見に行ったときに売主と買主で連絡先を交換して、お互いの状況を不動産会社を通さず直接確認することは、暗黙の了解になっていると読んだ。実際、売主のパテイントンさんと私たちはメールアドレスを交換している。

パテイントンさんが再度融資付けに苦労しているとの弁護士からの報告で心配になった私たちは、「不動産会社担当にも念の為、状況を確認したほうがいいんじゃ」、と言う話になり、夫が不動産会社に電話。

不動産会社は、売主の不動産会社に連絡して折り返しすると言った。

でまた、新たな事態が発覚した!!!

夫「パテイントンさんの買う予定の家の所有者が、シールディングされたらしい」

私「はっ?何そのシールディングって?」

夫「シールディングだよ」

私「だからそれがわからないんだってば」

夫「例えばコロナで、もう今にも死にそうっていう人が、厳重にプロテクトされている状態」

私「えっ、パテイントンさんの買う家の所有者が、コロナで死にそうなの?」

夫「いやコロナにかかったら必ず死ぬっていう、健康状態ってことかもしれない。持病があるとかで」

「とにかくパテイントンさんの買う家の所有者が、もう死にそう、死ぬかも知れないってこと?」

夫「まあそれに近いな」

(心の中1)

「もしその人がコロナで死にそうなら、パテイントンさんが引っ越す前、家を消毒するとか、パテイントンさんも高齢だし、コロナにかかったら危険だからもう買わないのかしら?」

(心の中2)

「それか、もし所有者が亡くったら、パテイントンさんの買いたい家は相続物件になってしまうので、親族などが相続して、パテイントンさんは結局買えないなるかもしれないの???」

ってことはもしかすると、私たちも買えなくなる?!!!

ちーん。

ピンチの連続、イギリスの家購入

実は、この家を見に行く前に全く別の家を内見した時、不動産会社とこんな会話ををした。

私「今までこちらのお家に、買い付け入れた方はいらっしゃいますか」

不動産会社「ロックダウン前に買い付けが入っていたのです。でもその後、買主の家族がコロナで亡くなり、大きな家は必要なくなったとのことで買い付けを取り下げ、再度売りに出されたのです」

その後数週間して、その家の状況を確認するため電話したら、

「あー残念ですね、ちょうど売主の方が認知症判定され、契約の遂行が不可能と判断されてしまったのです。第三者に契約の代行をお願いする法的手続きにはかなり期間がかかるので、一旦売り物件から外すことになりました」と言われた。

そもそも、パテイントンさんが当初買いたいと思って融資が通らなかった区分マンション(フラット)の所有者も、買おうと思っていた家がなんらかの事情で買えなくなり、急遽別の物件を見つけなければならなかったと聞いている。

イギリスでの家購入は時間がかかるのでその間、売り主、買い主それぞれの人生、いつどうなるか分からない。しかも、1人の事情がチェーンにいるすべての売り主、買い主に関わる可能性があるので、最後の最後まで気が抜けないのだ。

(続く)

 

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