自宅の仕事が「つまらない」ときどうする?
自宅で仕事するテレワーク、フリーランス、試験勉強、ブログを書く、確定申告の準備のときなど、つまらない、やる気がしない、集中できない、そんなときどうするか?について対処法をまとめてみた。
ここに書いた事は全て何十年もかけていろいろ試した結果、実効性があることがわかったからこそ私が毎日、日常的にやっていることだ。
なぜなら私は子供の頃からずっと「やらなければならない」と思った途端にやる気がしないタイプ。「どうしたらやる気が出るか」と言うことを何十年もかけて試してきたのだから。
下記は全部実践して効果確定済み(ただし個人差あり)の具体的な対処法である。
やる気が出ないときはともかく、タイマーを10分セット
そんな時は、タイマーをセットしよう。
100円ショップのキッチンタイマーで良い。
私はタイマーを各部屋に1〜2、座る場所から手に届くところに置いている。(実際に料理用のや、100円のはすぐ壊れるのでもっと高めのも含め、タイマーはゆうに10個以上ある。)
外出先でタイマーを使う場合はスマホなどのタイマーでも良いが、自宅ではキッチンタイマーがオススメ。
なぜならスマホにすると、時刻設定するときやタイマーが鳴って止めるとき、ついラインやらいろいろチェックして気が散ってしまうから。
タイマーをセットするときは少なめの時間、10分〜20分程度にする。なぜか?
たとえば30分にセットした場合、「まだ時間がある」と油断して結局、天気アプリなどをチェックするなどしてしまい、やるべきことができない。
やる気がしないのは、めんどくさいからなのであって、時間を10分程度に設定するのは、そのめんどくさいと言う心のハードルを下げる効果もある。
だからこそタイマーも長くせず、10分〜20分程度に短くする方が効果的だ。
長くしすぎると集中力が落ちる。
こつ
タイマーをセットするときは、10分〜20分程度にする。
つまらない課題をあらかじめ区切って分ける
やることをあらかじめブレークダウンして、分けることから始めてみよう。
まとめるとできないことも少しずつならできるし、心のハードルも下がる。
30分〜数時間で終わりそうなとき
たとえば「それぞれ項目があって、しかも特定のサイトにログインしていろいろ確認をする必要があり、めんどくさくてやる気がしない、、、」というときは、こうする。
まず10分のタイマーをセットする。
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簡単なすぐできる箇所からやる。それには通常時間がかからないので、10分以内に一旦完了させる。
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それが終わったら次は5分かけて、確認すべきサイトにログインすると言う面倒だけどちょっとした課題だけ、5分タイマーでこなす。
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さらに他の、書類を参照しなければいけない部分が3箇所あるなら、1箇所5〜10分ごとタイマーを区切って順にやっていく。
このように簡単なことからやり、その後の面倒な作業も5分または10分ずつ進めることで、気がつくと終わっている。
こつ
やることが多いときは、やることをあらかじめ区切って、5分でも10分でもタイマーセットして始める。
半日から1日以上かかりそうなとき
タイマーを10分セット
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10分を、仕事をいくつかのプロセスに分け、そのうちの最初の1時間に何をやるか決めるのに費やす。必ずしも最初の段階から順を踏んでなくていい、とにかくやりやすいことから始める。
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決めた最初の仕事を、1時間だけやる。
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15分休む。(下の章参照)
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以上のように、1時間やって15分休む、ということを繰り返す。
このように最初の1時間だけやり、その後の膨大な仕事も分けて少しずつ進めることで、気がつくと終わっている。
注意:このときプロセス分けにあまり時間をかけてはいけない。まず最初に1時間のやるべきことを特定するだけで良い。そうでないとプロセスを決めるだけで、肝心な仕事が終わらなくなってしまう。
もちろん、各プロセスの1時間で、タイマーを使うのももちろん効果的だ。
こつ
ある程度行き当たりバッタリで、とにかく最初のプロセスをスタートすること。
自分に「おいしい」「楽しい」ご褒美をあげる
で1時間仕事をしたら、ただ休むのでなく、休むとき、プロセスの区切りのときの「自分へのご褒美」をあらかじめ、想定しておく。
「おいしい紅茶を入れる」「ケーキ(お菓子)を食べる」「読みたかった本(あまり熱中しすぎない本が良い)の序文だけ、1章だけ読む」など、自分が楽しめることをする。
自分にご褒美を決めると、やる気が出ない仕事もやる気になる。
・好きな音楽を1〜2曲だけ聞く
・SNS(ライン、インスタグラム、ツイッター)の投稿をチェックする、
・おいしいコーヒーを淹れる
こつ
短時間で終わるけど楽しみになることを、休憩としてする。
やる気がしなければ、場所を変えよう
部屋を変える
部屋や座る位置を変える、と言うと「そんなことで効果があるの?」と思うかもしれない。
これが意外にも効果的で、こんな簡単な移動だけでリフレッシュし、気分転換になり集中力が持続する。
(私はコロナになる前はやる気がしないときはカフェに行っていた。が、最近は混んで3密になってくると気になり逆に集中を保てない。)
うちは居間が1つ、食堂が1つ、寝室が3つある。さらに階段踊り場に椅子がおいてある。
合計、6箇所も座れる空間がある。庭やベランダがあるならさらにそこに椅子を出してやってみよう。
座る場所を変える
座る場所を変えるのだけでも良い。
たとえばうちの居間一部屋をとっても、下記のように、4種類のソファーや椅子が置いてある。
1、長椅子
2、深く座るタイプの1人用ソファー
3、浅く座るタイプの1人用ソファー
4、普通の椅子
まず4から座って、その後仕事が長いほど、順に3、2、1と移動する。なぜなら最初は背もたれが垂直な4の椅子でしっかりがんばって、少し疲れてくると3の、浅く座るタイプのソファーに移動する。(座った感じは4に近い)
もっと疲れたら2の深く座るタイプのソファー、
どうにも疲れたら1の長椅子でリラックスして最後に仕事の仕上げをするという感じだ。
例えば我が家の場合片方の窓は遠くまで視界が広がっているが片方の窓は隣の家が迫っているなど、座る位置で見えるものが変わるので、視界がないと集中しやすく疲れたら視界が広がる窓がある側になるだけで、気分はかなり変わる。
こつ
座る位置や椅子が変わるだけで、視界が変わり気分がリフレッシュする
コンビニの飲食スペースもオススメ
コンビニには最近、飲食スペースが設けられていることが多い。立地にもよるが昼間と夕方は混んでいても、それ以外はそれほどでない店もある。
出入り口周辺に飲食スペースがある店も多く、ドアが開閉し続けていれば3密が避けられるし、WIFIも標準装備だ。
長居はできないが、タイマーの設定のように、短時間だという前提の方が逆に集中しやすいので、やることを決めてさっとやるとその後も捗りやすい。
WIFIも標準装備で、コピー機などもあることが多く、コーヒーも最近はコンビニの方が、カフェより安くておいしいこともあるからオススメだ。
公園のベンチで30分、書類だけで済む仕事をしてみる
公園はもちろん、図書館、コミュニティーセンター、、、これらの施設のラウンジや外にベンチがおいてあることも多い。
あまり人がいない時間帯は立地によるが、平日なら大抵そこまで混まない。
売店や自動販売機などで飲み物やおやつが売っていたり、図書館、コミュニティーセンターではWIFIのあることもある。
コロナ禍のカフェ、ファミレスで仕事するなら
コロナ禍になる前は、私はやる気を出すため、上記に書いた通り、カフェに行くことが多かった。でもコロナのせいで長時間座るのも、カフェが込んでくるとソーシャルディスタンスが少々気になる人もいると思う。
カフェの場合、外にテーブルがおいてあるオープンエアーなら今の季節気持ち良いし、どんなに混んでも、外なら3密を防げて安心だ。
立地によるがファミレスの混雑時は昼食時と夜なので、その間の時刻ならあまり人がいないこともある。一般にカフェよりも広い空間なので、ソーシャルディスタンスも混んでいなければカフェよりも取りやすい。
こつ
3密を避ける
受験勉強など長時間、ほとんど座ったままでできること
仕事になるとファイルを探して情報をチェックしたり、印刷や電話をしたりと机に座ったままでは逆に捗らない。でも受験などで勉強の時は一定の書物を机の上に積んでおけば動かない方が集中できたはかどることもある。
通年:家の中でも靴を履いて座ると集中できる
私は学生の時、受験勉強の時は机に座って靴を履いていた。それも室内ばきではなく、外で使っている靴の底の汚れを軽くブラシで落として履いた。
外履きのままでは自由に立って動けないので、1メートル先の漫画をとって読んだりとかも物理的にめんどくさい。簡単に脱げない靴を履いていれば脱ぐのが億劫なので自然に机のから動かず、机の上に余計なものを置いておかなければ勉強に集中しやい。
寒い時期:足を突っ込むタイプの暖房器具や寝袋を利用
「靴を履く」でもそうだが、足を突っ込んで自ら動けないようにすることがポイント。袋に足を突っ込むタイプの足暖房、シュラフ(寝袋)に足を突っ込んで簡単に動けないようにするなども私は学生時代のテスト前よくやっていてとても集中できた。
こつ
ポイントは、自分が動きたくても簡単に動けなくする
上記の対処法がなぜ効果的か、脳科学からも理解できる
これまで集中力が全くない自分が、経験で得た実践的な対処方法とコツを書いた。
たまたまこれらの自分の実践がなぜ効果的だったかを、証明するような本を読んだのでここで紹介する。「結果が出せる人になる。『すぐやる脳』の作り方」という著書で、茂木健一郎氏は、5分でも10分でも、「とにかくどんな方法でもいいからやり始める」(茂木健一郎氏)という姿勢を「身体性」と表現し、次のように書いている。
「身体性(行動)が気持ちを前に進める解決に近づく。」
「身体性を発揮してこそ現実問題は解決できる。」
「解決の方法を具体的に考え実際に体を動かしてこそ、ものごとは解決する。」
上に書いた「ある程度行き当たりバッタリで、とにかく最初のプロセスをスタートすること」がまさにそれに当たる。
茂木氏はまた、下記のようにも書いている。
「まず考えるより先にとにかくちょっとでも動いてみる。」
「例えば満点が取れなくても、5点だとしてもとりあえずの行動をしてみる。」
「そういった経験を少しずつどんどん積み重ねていくことで、こうやれば大丈夫だと言う自分なりのスタイルが作られる。」
「このサイクルを繰り返していけば求める方向に発展する。」のだと。
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