プレゼンする時の準備と話し方

マーケティング・コピーライティング
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フリーランスで広告の仕事をしていると、プレゼンがあってこそ仕事をもらえます。広告の仕事すなわちプレゼンにかかっているといえます。

逆に私が企業のマーケティング部で広告制作の仕事をしていた時は、毎日のように制作会社から様々なプレゼンを受けていました。

そういう経験の中で効果的と思ったことを携帯にちょこちょことメモしていたものを、

ちょうど携帯を取り替える予定で、使っていた携帯が古すぎてスマホに転送ができないのでこの機会にまとめることにしました。

ここでは自分の経験に基づいて、準備、態度や話し方を中心にまとめています。良いプレゼンのそれ以外の要素については、他のウェブサイトにも多数あると思うのと、各業種によってもかなり違うのでそちらを参照してください。

準備編:もっとも大切な事は相手が求めていることを話すこと

私が広告制作の部署で働いていた11年の間、おそらく100以上の、これまでお付き合いのない会社や関係のある会社から提案され、プレゼンを受けました。しかし自分たちが求めているプレゼンをしてくれる会社は5%あったかどうか、くらいでした。企業がプレゼンを受けるのは自社でなかなか解決できない問題の解決のパートナーを求めているからです。

なのに、95%のプレゼンはこちらの問題を全く把握しておらず、明らかに的外れで、お互いの時間の無駄というプレゼンだったのです。

その経験から、私がプレゼンするときはできる限り、プレゼンする相手(無理な場合相手についてよく知っている人)に十分問題をヒアリングしてから「何を話すか」を決めるようにしています。そうして初めて相手に受け入れられる内容になるからです。

ただ残念ながらそのような時間をとってくれる相手もなかなかいないのが現状です。そういう場合は自分がその企業の商品やサービスをできるだけ事前に使うようにしたり、ウェブサイトで企業の歴史や展開する事業を十分に理解したうえで、ユーザーレビューなども複数サイトでチェックし、多角的に把握することは、絶対に必要です。

仕事上でプレゼンをする立場になったら、時間的余裕を充分取って、3回以上予行練習し、パソコンやスマホで録画か、最低でも録音して自分の話し方に説得力があるかどうか確かめるくらいはやっておく方がいいと思います。早めに印刷をして、資料をまとめておくことは言うまでもありません。

直前編

社外の契約や、社内で自分の評価につながる重要なプレゼンを、キーパーソンとなる方たちにする際は緊張するものです。うっかり携帯をマナーモードにするのを忘れたりすると、心情的パニックになってその後の発表も台無しになってしまう可能性すらあります。なので携帯がマナーモードにする事は絶対忘れないようにしましょう。

心構え編:プレゼンをする時の態度

成功するプレゼンというのは雰囲気作りがうまいものです。雰囲気だけで成功してしまうと言っても良い位です。その雰囲気を作るには、相手に興味を持ってもらい、そのままぐんぐん引っ張るような展開を維持できるかどうかにかかっています。

●説明でなく共感作り

プレゼンは、相手にワクワクする物語を提供できれば、成功したも同然です。そのためには自分で1人でしゃべって終わりではなくて相手と夢をシェアできるよう、コミニケーションの余地を残すような展開をあらかじめ考えておくことが必要です。

●確実に調べ自分の主張に自信を持って話すが、姿勢は謙虚に

わからない事は後で伝えますと言っておけば良いので、完璧にする必要は無いですが、自分が話すと決めたことに関しては、自信を持って話せるように調べておくことが最低限必要です。ただプレゼンする相手が不快になるほど自信を強調するのは避けましょう。あくまでも自信を持って提案すると言う姿勢で、臨めばいいと思います。

●心情を込めて気持ちの声を伝える。

プレゼンの展開順序には論理が必須で、その構成は十分に練っておく必要がありますが、その上で結局人間を動かすのは感情です。どんなに論理的なプレゼンもそこに心情が込められていなければ伝わりません。自分の経験を十分にアピールしてその経験から自然に自分の自信と、プレゼンする内容に対するプレゼン者の情熱が伝わるように準備しましょう。話者の自信に裏付けられた情熱こそが相手を動かします。

●テーマとリンクする部分で、自分のパーソナルストーリーを添えると効果的

その意味でもプレゼンのキモとなる部分で、自分のパーソナルなストーリーを絡めると非常に効果的です。例えば自分の病気の弟とその商品やサービスとの関わりなど、そこにどのような思いを込めたかといったような話です。

●自分の言葉で話す

話すときは低い声で語尾までしっかり、明確に話すようにしましょう。メリハリ、間、が大切です。

ユーモアを交えると、場の共感を作るのに役立ちます。

 

話しかた編:プレゼンの順序

●最初に何を話すか短く伝えてから、本題に入る。

これがないと何が始まるのかオーディエンスは不安になります。しかしこれが長すぎるといつ問題になるか逆に不安になります。

 

●最初の意外性が掴みになる

例:車のプレゼンなのに「これは車ではありません」

「あなたが買えない理由」「私も買えない」

「使用した知人が…」

 

●キーワードから始める、途中一定の範囲でこれまでの話をまとめながら進める

話が長くなる場合はキーワードやまとめを活用することが有効です。

 

 

●今どの部分を話しているかわかるよう、項目1から中なら、どの項目かわかるように話す。

話すときは、私見と客観的事実を分けて話します。話すことを忘れたら「読みますね」と言って原稿を読んでも構いません。

 

●スライドやプレゼン資料は視覚的にまとめる

文字はプレゼンする人が喋って説明し、パワポや資料にスライドには、なるべく写真、図、(市場分析などの)マップやグラフで視覚的、論理的にまとめるようにしましょう。プレゼンをまとめたPowerPointやスライドには多くの文字を書いても何が言いたいかわかりにくくなるか、読んでもらえません。

●最後にもう一度、これまでの話のまとめ

してはいけないこと、避けるべき例

●語尾が消えるような話し方

●自信なさげな話し方

●結局肯定か否定か、最後までわからない位話し方

●1人でつぶやく話し方「…かな。えー。」

●途中でつかえるのも、視聴者の気持ちがつかえる程だとマイナス

●専門用語をそのまま使う

●視聴者に伝える気持ちが見えにくい話し方

●曖昧なこと、自信のない事、言うと余計分かりにくくなること

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