セールスコピーライティング講座(2)セールスコピーとは

マーケティング・コピーライティング
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*このページで掲載されている広告は3)以外の全て、私がクリエイティブディレクター、またはコピーライターとして制作に関わったもの。     1)デパートのパンフレット(一般の広告の例)

 

この記事では、セールスコピーとは何かを理解してもらうことを目的に、「セールスコピーとは?一般の広告コピーとどう違うのか?」について書くよ。

 

ただしこの記事でも書いているように、広告には技術はあるようでいて、ない。

だって広告はアートではないが、アートにちょっとだけ似た?

要はあいまいな製作物なので、

たった一つの「正解」とか「型」と言うものはないのだよ。

 

だから下記で書いていることもあくまでも「おおよそ当てはまる」ことくらいに思ってほしいな。

 

この記事を読んでほしい人は、、、

ライターになりたい人

アフィリエイター

広告関係の仕事をしているか、興味がある人、

新米ライター

 

 

 

セールスコピーとは

2)カタログ内広告 (セールスコピーの例)

セールスコピーとは?

サービスや商品の購入など、一定の行動を完了させることを目的とする、それがセールスコピーと言われるよ。

 

●ECサイト

●メーリングリストへの登録

●コンテンツのダウンロードなどを促すメール

 

など、インターネット上のデジタルマーケティングの多くはセールスコピーだよね。

カタログやパンフレットに書かれたコピーは?

もちろんあれこそ昔からある、典型的なセールスコピー。

「ダイレクトレスポンスコピー」とも言われるよ。

 

 

一般の広告コピーとセールスコピー、それぞれのメディア

雑誌に挟み込まれている、いわゆる「きれいめ」の一般の広告ページ。

美男美女のモデルや、クールな車の写真などファッション性が高いビジュアルにほんの少しだけ載っているコピーなら、一般の広告コピーっていうか、ブランドコピーとも言うね。

「キャッチコピー以外、なんか書いてあったけ?」

って言うくらい、このような広告の情報量は極端に少なく、あっても小さすぎてよく見ないとわからない!ってことが多いんだな。

 

 

対照的に、セールスコピー広告は普通、グラフィックよりも情報量が多いから広告というより、単なる説明?情報?と言う印象を持ってしまうかも!

なんでこんなに情報が多いのか?

それは、行動を起こさせるためには、

ただの「綺麗なお姉さん、お兄さん」ではダメで

一定の説得力や、詳細な情報が必要だから!

 

 

 

一般の広告コピー

お店のポスター

電車の吊り広告

道路や駅の看板

雑誌、新聞の文字がほとんどない広告

インターネットのバナー広告

セールスコピー

テレビのダイレクト販売

新聞のチラシ広告

雑誌の文字が多めで価格の記載がある広告

販売やキャンペーンのお知らせメール

通販のカタログ

アマゾンや楽天その他インターネットのECサイト

インターネットのランディングページ

 

 

 

一般の広告コピー、セールスコピーの共通点と違い

各章まず、共通点について述べた後、相違点について述べるね。

目的

一見すると全く違う広告であるが、意外にも?最終的にモノやサービスを売る、売り上げ目標を達成することは全く同じ!

 

一般の広告コピー

3)電車の吊り広告 (一般の広告コピーの例)

目標は共通するが、上の写真のような広告では、広告それ自体で売り上げを完了することは想定してないよね。

その広告を見た人に強い印象を与え、その広告を見た後にデパートに行くなどしてその商品を購入してもらうことが目的だから。

なので一般のコピーでは、商品を購入してもらう「流れ」までは触れる必要がない。

あくまでもインパクトで、覚えてもらったら、、、という目的なわけ。

 

 

セールスコピー

コピーによってユニークな印象を与えながら、最終的に実際にお金を払う、登録をするなどの行動をとってもらうのが目的。

印象だけで終わっては、セールスコピーとしては❌。

広告内で目標とした「アクション」までを完了して初めてセールスコピーは⭕️なのね。

 

 

構成

構成については、特筆すべき共通点はないなー。

上で述べたとおり、最終的にゴールとして目指す到達点が違うから!

 

 

一般の広告コピー

構成等はない。

代わりに、わずかの言葉、またはビジュアルで強いインパクト与えなければならない。

したがってビジュアルが大きいので、目立つコピーがあってもキャッチコピーだけ。

で、それ以外は極端に小さい文字だったりとか。

たとえ文字がメインでも、文字そのものにビジュアルインパクトを持たせるグラフィック的な扱いがメインとなったりね。

 

セールスコピー

4)ネットのECサイト(セールスコピーの例)

どうか!

広告を見た人に、行動を決断してもらいたい!

行動を決断するまでのプロセスを全部網羅したい!

 

 

、、、って、そんな構成である必要があるわけよ。

だからあ、、、

それまでに使った人のレビュー、

使用目的、

使用方法、

商品の細かな特徴、

商品の見かけの様子の全体像、

それぞれ必要なビジュアル、

支払い方法や商品の受け取り、

他社との比較

などなど、

通常人が行動を決断するまでにチェックする項目全てを網羅することに!

んだんだ。

必要なコピーも全部書かれていなければいけないのよー。

このすべての情報を!

出来る限り読んでもらうための心理的なプロセスを!

レーアウト、コピー両方で、ひっぱって最後までズリズリする構成力が必須!

(だってさ、一般的には人はそんなに多くの情報をいちど読みたくないでしょう)

 

 

 

仕事のプロセス

クライアント、ブランド、売る対象(サービス、商品、顧客ターゲット)への詳細な深い理解、他のクリエイティブチームとの連携が必須である事は、セールスコピーは一般広告コピーも全く同じなんよ。

 

モノやサービスを売りたい人(クライアント)に書く対象の商品やサービスについてよく取材(ヒアリング)し、一緒に広告を作るグラフィックデザイナー、カメラマンなどともコミュニケーションをしてコンセプトを理解したり、自分でも練って言葉にしていくプロセスはどちらにも共通するわね。

 

 

一般の広告コピー

コピーにはグラフィック、ビジュアルと緊密に連携された、卓越した言語表現が求められるわ。

アートディレクターやグラフィックデザイナーがクリエイティブディレクターとして、コンセプトをリードすることが多いが、コンセプト重視の場合はコピーライターがクリエイティブディレクターになってアートディレクターやグラフィックデザイナーをリードすることもあるよ。

広告の評価の元となる結果の分析は、広告だけでアクションが完結しないためどうしても難しくなるの。

その場合広告の評価は、曖昧な指標に基づかざるを得ないわけね。

 

セールスコピー

製品の価格、容量、販売キャンペーン内容など、セールスコピーは具体的な記述に関する正確さが重要になるわ。

行動を決断するまでのプロセスを構成するレーアウトに基づき、コピーを書くためには、デザイナー、販売者、メーカー等と緊密に連絡を取り合って、すべての要素について間違いがないように一つ一つ確認して編集作業を行うの。

商品開発者やキャンペーンマネージャーとの綿密な連携をとるコピーライターが、クリエイティブディレクターになってアートディレクターやグラフィックデザイナーをリードすることも多いわ。

一般的にあらかじめ広告の評価の指標となる様々なパラメーターが集計できるように、広告キャンペーンが組まれ日々チェックできるようになっている。結果は明確な数字データに基づいて評価されるよ。

 

コンセプト、戦略

一般の広告コピーでも、セールスコピーでも、コンセプト、戦略の重要性は基本的に同じなの。

特にキャッチコピーはコンセプト、戦略、ビジュアルやグラフィックに直結するわ。

なので、セールスコピーも一般コピーも、コンセプト、戦略、キャッチコピーに関しては大きな差は無いよ。

一部の古い体質の通販会社などで、一般的な広告コピーと違って「セールスコピーは、抽象的なイメージコピーであってはならない」と考えられているケースがあるが、コンセプト、戦略さえしっかりしていれば、関係ないわ。

むしろあまり説明的で商品のスペックそのままと言うような、表現力が低いコピーは、カタログとしてはふさわしくても、広告としてはインパクトに欠けることもあるよ。

キャッチコピーのインパクトによる威力は、ターゲット選定と戦略さえ間違わなければ、それほど大きいの!

結果を出す広告に必要不可欠なのは共通して、コンセプトと戦略であり、コピーの「正解」=言葉の選択も、そこから導かれるわ。

関連記事:刺さるキャッチコピーって?

 

 

 

一般的な広告コピー

広告内でセールスを完結させる必要がなく、インパクトを追求し印象づける必要があるため、広告全体で商品と乖離する印象となっても、コンセプトや戦略作りさえしっかりしていれば、全く問題ないよ。

 

 

セールスコピー

商品と乖離することはコンセプト作りさえしっかりしていれば、問題ない。ただし広告内でアクションを完結してもらうことが目的なので、第一印象が目標行動とかけ離れる場合、かなり綿密なシナリオと言うか、戦略が必要になるわ。

そうでないと目標行動に完結するのが難しい広告仕様になるからね。

リスクを避けるため、結果的にはセールスコピーの方がより商品に近いものになりがちな傾向は存在するよ。

 

コピーライターになるには

キャッチコピーや見出しで言葉の選択の重要性は、どちらのタイプのコピーライティングでも同じ。

非常に広い意味でのコピーライターの仕事は、一般の広告コピーでも、セールスコピーでも、顧客層と売るモノやサービスを理解すること、それを構成し言葉にし、チームと協力することができれば、誰にでもできるでしょうね。

ただ向き不向きや経験値によって成果が全く変わるので、コピーライターのレベルによっては「誰でもできる」と言うことには、全くならないところがミソね。

関連記事:セールスコピーライティング講座(1)セールスコピーは「技術」ではない理由

 

 

 

一般的な広告コピー

5)一般の広告コピー(ブランドコピー)

コピーの文字数が少ない中で最大の効果を出すためには、一語一語厳選され、コンセプトを凝縮する言葉の力が、セールスコピーライター以上に求められるわ。

社会や時代を反映する言葉の選択には、豊富な語彙力や、言葉へのこだわりのほか、社会のトレンドを敏感にキャッチする好奇心が必要よ。

広告制作会社、広告代理店、メディア会社、などでいつも募集かけてるはずよ。

 

 

セールスコピーライター

売り上げに直結するため、マーケティング的な分析力、データ把握力があると、成果が出やすいかもね。

また広告内の構成要素1つ1つへのこだわりが重層的な効果でセールスを伸ばすため、細部への粘り強さが、必要よ。

モノを売っているメーカーの宣伝部、ECサイト運営会社、広告制作会社などで、血まなこでコピーライターを探してるかも?

 

 

まとめ

一般のコピーがただ注意を引き印象付けたりするだけのところ、セールスコピーは顧客が行動を起こすと言うプロセスまでを完結させなければいけない、と言う点が全く違う。

だからと言って、一般的なコピーはわずかな言葉でインパクト与えなければならないので、どちらが難しいかとは言えないわね。

商品スペックや支払いなど商品やサービスといった販売まわりの情報で、綿密さや正確さの要素がセールスコピーの必要になることは、確かよ。

 

参考文献

6 Tips for Writing Sales Copy That Gets Results

by Jay Fuchs (最終閲覧日:2021年3月16日)

6 Tips for Writing Sales Copy That Gets Results
Get some expert tips on how to write engaging, effective sales copy.

 

Brand Copy vs Sales Copywriting. Why You Must Know The Difference.

by Sean Foo(最終閲覧日:2021年3月19日)

Brand Copy vs Sales Copywriting. Why You Must Know The Difference.
Deciding between persuasive sales copywriting or elegant brand copy? Find out which is best suited for your business, product and audience.

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