どうしても服の断捨離が難しい人のためのマニュアル【体験談】

イギリス移住
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服が捨てられない私が、どうやって断捨離したかをここで体験談としてまとめる。

イギリスへの引越しで、特に私にとって一番大変だったのが、服を捨てること、つまり服の断捨離。

今回様々な人に手伝って貰ってモノを捨てる過程で、人によって何の断捨離が難しいか、違うことがわかった。

服に関心ない人は、私が服を捨てられないことが不思議でしょうがないようだった。

そんな私が服をどうやって断捨離したか?

この記事は、本当に服が捨てられず悩みぬいた私の体験談なので、服が捨てられない人には、絶対参考になるはず。

 

服が着れるかどうか、でなく自分がその服を着たいか?で選ぶ

「自分軸でモノを選ぶ」ということをセミナーで断捨離を学んでいる友人に教えてもらった。

そう言われてみたら、「まだ自分が着たいかどうか」ではなく「まだその服が着れるかどうか」という基準で考えていた。

「自分が」ではなく、「服が」で考えていた。

例えばもらった時は気に入っていたので、捨てられなかった服がある。でも取れない汚れもあるし、留具の故障もある。

ではなんで迷ったかというと柄は今でも気に入っていて「まだ着れる」からだった。

悩んだけど、「まだ自分が着たいかどうか」と主語を変えて考えたら、やっぱりそうでもないな、、、。着れるけど、別に着たくはない。

わかってハッとした。

そういう意味ではモノへの執着を捨て、自分を大事にするのが断捨離のコツなのだな、とわかった。

 

 

ときめく服を「キープ」は基本

こんまりという片付けの専門家の本は立ち読みだけで少し読んだ。

なので詳しくはわからないけれど、ときめくモノ、ときめかないモノ、というような分別を言っていた。

私がどうしてこんなに服をすてられないのか?というとやはり愛着があるから。

愛着というのは感情だ。

着ると嬉しい、なんか好きだな、と感じる、それは考えなくても一瞬でわかりやすい基準だから、まずはこれを基本にするのは自然だと思う。

 

服の断捨離が難しい人にとって「迷い」は絶対必要な過程

「決めないといけない」というプレッシャーはストレスを生む。

そうすると余計、断捨離は進まなくなる。

だから「迷い」こそ、断捨離が難しい人のキーワードだと思う。

私は捨てられず悩んで時間がかかったが、ようやくたどり着いたのがこの「迷い」メソッドだ。

つまり、決められなかったら「迷い箱に入れる」と決める。それだけでも前進。

「捨てる」「捨てない」でいつまでも悩むより一歩前に進んだということ。

この「迷い」の箱なり袋なりを作ることで、断捨離は一気に進む。

つまり

「キープ」「迷い」「捨て」の3つの箱に分けるなら、「キープ」「捨て」だけの箱に分けるよりずっと簡単。

あとは全部、3つに分け終わった段階で、「迷い」箱とだけ向き合えば良いので、負担はずっと軽いし、次の段階に進める。

どんだけ服が好きなんだ、私。

 

「迷い」箱に入れた後はその服をとにかく着てみる

「迷い」ボックスを作ってそこに放り込んだ服は毎日とっかえひっかえ着た。

私は服が多くて必然的に「迷い」が多くなった。

だから「迷い」だけで1ヶ月分くらいある服を着ながら、鏡や、ガラスに写った自分の姿を見ながら、考えた。

そうするとそれでときめくのか、これからも自分が着たい服なのか、明らかになってくるのだ。

明らかにならないなら、再度着てみるのも良い。

3回着て、服の裾の取れないシミに気づいて、これは人前で着られないな、と諦めがついた服も。

結局これまで着ていなかったのはそういうことだったのに、あまりクロゼットから出してなかったから忘れていただけだった。

 

「迷い」箱の服を着た自分の写真を自撮りする

自撮りしたものを見ると、その自分のイメージが好きかどうかはっきりする。

いくら服が好きでも、着た自分のイメージが似合わなかったり、ちぐはぐだったり、ダサいと感じたりしたら、、、。

自撮りのイメージが好きなら「キープ」、嫌いなら「捨て」という決断がしやすい。

 

 

キープして占める容積と天秤にかける

普通は、服が好きな人は服が多すぎて置く場所がない。

だから、薄いもの、小さいものは、かさばらないのでどうしても決断できなかったら「キープ」の決断をしていいと決める。

もちろんそれはときめくモノだったり、自分軸で「モノが使えるから」、ではなく「自分が使いたいから」。

逆にかさばる場合、「好き」と「かさばる」バランスから、まあまあ好きでもそのかさばり度合いが激しい場合、「こんなにかさばるのに、キープする価値があるか」「じゃやめとくか」、というと諦めがつきやすい。

 

 

再入手の難しさと天秤にかける

これはよく言われることで、再入手が簡単なら、いつでも手に入るなら捨てやすいと思う。

例えば私はイギリスでよく見るジャージタイプの服は、捨てた。

また服でなくても私は音楽が好きで、高額な音楽機材は英語でイギリスサイトでそのモノの金額を調べ、再入手金額を推測して難しい、入手が難しいか高い場合は持っていくことにした。

 

似たような服が複数ある場合、そのうちのいくつかだけ残す

全部捨てられないなら、より状態がいいモノだけ1、2点残し、あとは捨てる。そうすると全部捨てるのは難しくても、そのうちいくつかは残したんだ、となんとなく諦めがつく。

 

 

どうしても捨てられない場合、メルカリラクマに出品する

私の場合自分が着なくても、他人が大事にしてくれたら大いに慰めになる。人によるかもしれないけど、私は所有欲でなく、モノへの愛着が大きいのだと思う。これまで好きで大切にしていたものが「ゴミ」としてぐちゃぐちゃになり捨てられるのが忍びない。だからメルカリラクマで誰かが買ってくれ「ずっと大切にします」と大勢の人から取引メッセージいただいて嬉しかった。

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家族、友人などにあげる

私は引越しに伴う断捨離の過程で、多くの人に手伝ってもらったのでその過程で色んなモノを人にあげることができた。

自分の好きな人が喜んで使ってくれるのを見ればいくら好きな服でも、その姿を見るだけで慰めになる。

人にあげることは、どうしても捨てられないモノを諦めるのに最良の方法の一つだと思う。

 

買取はオススメしない

よほど高価なブランドモノでさえ、高価買取という店で査定してもらっても二束三文の買取金額だった(「価格つきません」「せいぜい500円」という回答)。

こういう店は安く買って高く売るのが仕事だし、こちらは相場を知らないので、自分が買取の相場を知っている、買取で信頼できる店を知っている、というのでなければ、買取に出すくらいなら好きな人にあげる方が良いと私は思う。

また買取系の会社とコラボした寄付サイトもあるけれど、条件が厳しくて結局送れるものが少ないし、条件をチェックするだけで大変。

寄付なのでそれを実際使ってくれるのか、捨てられるのかも、わからない。

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チャリティーに寄付する

私は近所の「子育てひろば」「高齢者助け合いセンター」みたいなところで中古の服を売っているのに着目して、引き取ってくれるか聞いてみたら、引き取ってくれた。

ただ売れないモノをあげても迷惑なので、どういうモノなら寄付するのに最適なのかをよくヒアリングして、それに合致するモノだけにした。

一般的には未使用に近いモノや、季節モノが好まれる印象。

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「こうありたい自分」をイメージし、それと合わないモノは捨てる

こうありたい自分をイメージし、それに合致するモノを選ぶと良い、と先述した友人に言われた。

例えば買ったのは何十年前でも、素材が良いため毛玉ひとつない、暖かいカーディガン。

でも、上に書いたように、「迷い箱」に入れた後、何度か着てみたところ、明るいところで見ると色褪せていることに気づいた。

そんなカーディガンを着ている自分が「こうありたい自分」かと自分に問うと「違う」と思った。

これも「モノより自分を大事にする」ということかと思う。

 

 

まとめ

捨てるという選択は、迷いや執着を断つということ。

ここ1ヶ月以上私は捨てられないモノの山と向き合い通づけ、自分でも滑稽なほど、苦しかった。

捨てられないのに、捨てなければならない状況は、自分の執着や迷いとの戦いだった。

断捨離に詳しい友達と話していて、私はモノと自分との関わりを見つめ直すことができた。モノはモノでしかないのに、自分はモノへの執着にとらわれていたのかなとも思えた。

モノの断捨離は、自分がこうありたい、というイメージを大切にし、モノから解放されて自分を取り戻すのに役立った。

 

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