イギリスに家を買おうと思う
家とマーケティングのブログ
このブログを書き始めたきっかけ
タイトルのテーマで書き始めたきっかけは、日本に住む友達に「イギリスでの家購入の経緯を読みたい」と言われたことだ。
私はイギリスで突然のロックダウンに遭遇し帰国できなくなり、その間に家を探すことになった。
髪振り乱してあっちこっち電話したりメールしたりツレと大げんかしたりして、ようやく買えた直後はちょっと放心状態だったな!
最近イギリスに住む別の友達が、「ロックダウンのイギリスで過ごすことができてよかった」と書いたので「なぜ?」と聞いた。
ロックダウン中のイギリスは、生活必需品以外の店は全部閉まって、1日1回、近所でしか外出できない、同居の人以外に会えないなど、生活がとても不自由だから。
すると「何かしらの不便や不安を、家族で乗り越えることができたから」との返信をもらえた。
ブログで書いていること
友達が伝えたかったことはきっと、
「思いがけない出来事は人生で避けることはできない。
けれども乗り越えた後得るものがあり、その力を自分や家族が持っていたことにも気づいた」
ということでは?
ロックダウンが突然宣言された時の私は、日本に帰国する手段が絶たれ、お店から食べ物など生活必需品が消え、住まいもなく、滞在許可(ビザ)も切れそうというヤバすぎる状況だった。
でも塞翁が馬?!と言うか、、、ロックダウンがきっかけになって、何年も夢だった「イギリスに家を買う」ことを実現できたーっ!‼️
友達から「家の購入などを通してのドタバタも書いてほしい」と言われて以来、争ったり問題山積みだったり、という状況からどうやって抜け出せたか、、、などを書いてきた。
関連記事:家購入での夫婦ゲンカを解決するのに役立った9つの方法
イギリスの、家の古さを短所でなく長所としたり、法律の調査に時間をかけて安全な家の売買を確実にする仕組みなど、日本との違いを参考にしていただけたら、、、と思う。
そしてこれからも「何かしらの不便や不安」を乗り越えられること信じ、イギリスに家を買った後のことを書いていきたい。
さらに日本という国の境界を超えたどこかで触れた新しい言葉や見方、私の専門であるマーケティングやコピーライティングの技術などについても楽しく、伝えられたらなあと思う。
マーケティングについては、「プロフィール」欄に詳しく書いていますので、ご覧ください。
なぜロックダウンでなければイギリスで家を買えなかったのか?
私は自分が家を買いたかったと言う以上に、ツレが家を持つことで健康になってほしいと言う願いで家を買うため奮闘していた。
ツレの体調が長期間優れず、私も私の日本の家族も、とにかくツレがイギリスに戻った方が良いと言う考えで一致していた。
でもツレ本人もツレの家族もそれに同意していなかったか、決断するのが難しかった。理由はツレの仕事の方はわりあいうまくいっており、仕事を続けたいと言う意思が本人に強かったことが大きい。
私たちは日本に住みながら、イギリスに年に2回、それぞれ3〜6週間ほどツレの姉の家に滞在していたので、それだけの期間では物件を検索して問い合わせ内見するのに十分でなかったし、何よりも私1人では家探しをしようにも思うようにいかなかった。
イギリス人でない私が不動産会社にいくら内見を申し込んでも「どこにお住まいですか」と聞かれ「日本です」と言うと、冷やかしと思われたのか、折り返しがないことも多かった。
どうやって、イギリスでのロックダウンで家を買うことになったのか?
私たちは、コロナがなかったら「イギリスに家を買う」ことはなかった。
ツレの姉の家に滞在中の2020年3月、イギリスの感染者数、死者が爆発的に増え突如、政府によるロックダウンが宣言された。
イギリスから日本へ帰国する飛行機が旅行と外出規制のおかげでキャンセルされ、いつ帰国できるかわからない中、親戚の家には新しい家族が引っ越してくる予定だったので出て行かなくてはならなかった。
ロックダウンで借家を見つけるのも厳しかったけれど、なんとか交渉し移り住んだら「自分の住所」ができた。問い合わせした不動産会社から折り返しがポツポツくるようになった。
ロックダウン一部解除後は、近所しかいけない中、散歩がてらに近所の売り家へ内見に行くのを続けるうち、2人の習慣になったわけ。
習慣になるとだんだん買うのが当たり前の方向になって、家を買うのはロックダウン中の2人の目的に自然となっていた。
ツレの日本への不適応
ツレは体質や環境が関係してここ10年以上体調が悪化した。でも病院に行くことは簡単ではなかった。
なぜならツレは日本語を勉強していたけれど、医学的なことまで理解するのは無理だった。その結果何となくの不信もあり、病状が複雑な時ほど日本の病院に行こうとしなかった。
なので病院に連れて行くために、日本でも英語ができるお医者さんを探したが、「そのような医師はこちらにはいません」と言われ続け、涙したこともある。
家という大きな買い物に関わる、夫婦の、親戚の、売主の都合
けれども体調の優れないままのツレには、イギリスで初の不動産購入は金額も大きく、イギリスの家族全員の賛成がないと、とても決断できないという心情だったのだろう。
私も判断を助けるため毎日、ネットの情報をまとめたり、慣れない英単語を調べながら専門家に電話するなどし、同時にツレの家族の合意を取り付けるため、直接電話し訴えたり相談したりもした。
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ツレやツレの家族ともなかなか意見が合わず、ツレとは何度も戦争勃発、和解、冷戦などを繰り返し、やっと全員の合意を取り付け買い付け申し込みしたのが2020年7月、その後もイギリスの中古物件にはふつう売主が住んでいることや、法律家が複数関わることから、約半年後の2020年11月末、ようやく家を購入することができた。
関連記事:イギリスの家購入、売主さん、弁護士の遅さに怒り出す!
イギリスで家を買って一番変わったこと
以前ブログには、ツレの体調と自分の辛さを泣きながら書いていたあぁ(@@)(削除済み)
そして今のツレはまるで別人のように元気(笑)。
1年前の、自分で削除したブログ記事が信じられない、、うう。
ツレが病院(イギリスの)にも自分からどんどん予約して医者にかかったり、明らかに回復に向かっているのを見ると、家を買ってよかったなあって思う。
コロナのためツレの医療機関は診察の多くをリモートに切り替え、そのため医師への相談の1部は、電話になりコロナ前より返って簡単になった。
(医療機関や病状により、逆に必要な処置がコロナで逆に延期されたケースも多いと聞く)
日本政府のコロナ水際対策としてイギリス国籍のツレは帰国できないまま、1年間でツレの健康状態は驚くほど回復し仕事もリモートで続けられている。
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